Carstayは、12月18日から21日まで福岡市のマリンメッセ福岡で開催される「Japan Mobility Show Fukuoka 2025」に出展。国内初となるEVキャンピングカー「moonn.」ブランドの「T-01」の実車を展示する。中型サイズ以上の商用バンをベースとしたキャンピングカーとしては国内唯一のモデルで、九州での展示は今回が初めてとなる。
「T-01」のほか2024年から販売を開始した「SAny.VAN」も展示。これまでの展示会等で実車を見た来場者から導入相談が数多く寄せられ、販売拡大に向けた手応えを得たという。
「Japan Mobility Show Tokyo 2025」で展示したEVキャンピングカー「moonn.」の「T-01」
「T-01」は、CarstayとHW ELECTROが共同開発した車両で、HW ELECTRO製のEVバン「ELEMO-L」をベース車両に採用。走行用の43.5kWhメインバッテリーに加え、370Wの大型ソーラーパネルから充電可能な200Aのサブバッテリーを搭載している。
車内には電子レンジ、冷蔵庫、エアコン、IH調理器などの家電製品を装備。100Vの家庭用電源を備え、冬季には暖房器具の使用も可能だ。ベッドはシングルからセミダブルサイズに拡張でき、大人2名が就寝できる。販売価格は995万円から(税込)。
出展ブースでは、2035年の「可動産」がもたらす生活シーンを描いた「Carstay2035」のコンセプト・アートを展示。キャンピングカーの新しい価値を体感できる内容となっている。
Carstayがイメージする2035年の動くことが“可”能な“動産”「可動産(かどうさん)」がベースの社会同社は、2030年代の日本において、観光・宿泊・災害対策・再生可能エネルギーと連動した「動く拠点」の社会的需要が拡大し、バンライフ・車中泊市場が約5000億円規模に成長すると予測している。
今回の展示では、可動性・未来性・持続可能性の3つを軸に、「可動産」となるキャンピングカーが都市と自然をつなぐ新しいライフスタイルを創出し、災害時には「動くシェルター」として社会インフラを補完する可能性を提示する。




