藤原慎也選手、ダカール・ラリー2026に日本人唯一のライダーとして参戦へ

藤原慎也選手、ダカール・ラリー2026に日本人唯一のライダーとして参戦へ
藤原慎也選手、ダカール・ラリー2026に日本人唯一のライダーとして参戦へ全 14 枚

トライアルライダーの藤原慎也選手が、2026年1月3日から17日までサウジアラビアで開催される「ダカール・ラリー2026」に、大会唯一の日本人ライダーとして参戦することが決まった。

【画像】ダカール・ラリーに日本人唯一のライダーとして参戦する藤原慎也選手

12月2日、東京都渋谷区の渋谷キャスト会場にて「藤原慎也Road to ダカール・ラリープロジェクト事務局」による参戦壮行会が開催され、藤原選手とメインスポンサーの松尾製作所代表取締役社長の松尾基氏が決意を語った。

藤原選手は「この3年間は本当に、信じられないこと、辛いこと、涙すること、嬉しかったこと……色々な出来事があった。それでも何とか、今日のこの日を迎え、この場に立てていることを誇りに思う」と振り返り、「ダカール・ラリー約8000kmを走り切って、日の丸を掲げて日本まで無事に帰ってきたい。全力で頑張ってきます」と決意を表明した。

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このプロジェクトは、松尾製作所の強力な支援により2024年4月に始動した3年計画だ。藤原選手は2024年10月に世界ラリーレイド選手権「モロッコ大会」に初参戦で完走を果たし、ダカール・ラリーへの参戦権を獲得した。モロッコ大会では、トライアル競技出身の藤原選手にとって初めての世界ラリーレイド選手権参戦で、ロードマップは記号の羅列にしか見えず、それを時速150km以上で走りながらページ送りをしなければならない困難に直面した。さらに最終日前夜には集団食中毒のトラブルにも見舞われたが、無事完走を果たした。

松尾社長は「藤原選手との出会いは2023年8月頃だった。当社は1948年の創業以来、自動車・家電製品用精密部品を中心とした製造業を営んでいるので、ゆかりのあるモータースポーツの世界で、夢を目指して自ら行動する彼の姿勢に共感し、サポートすることを決めた」と経緯を説明。「今はとにかくバイクに、ダカール・ラリーに集中してもらいたい。多才な彼だから、何刀流もやれてしまうのだけど、一歩間違えたら大怪我を負いかねないレース。ライディングに集中して、安全運転で、でも“攻め”の姿勢で完走してきてほしい」と熱いエールを送った。

藤原選手が使用するバイクは、ホンダのモータースポーツ専門会社HRC(ホンダ・レーシング・コーポレーション)が開発した競技用パーツが装着された、世界限定50台の特別なバイク・ホンダ『CRF450 RX Rally』だ。「スムーズに回るエンジンと、6速ミッションのおかげで、とにかく振動が少なく、体力的にも有利となるマシン」と藤原は評価する。メンテナンスを行い、大会を通じて藤原をサポートするのは、ラリー競技における豊富な経験と高い技術力を持つイタリアの名門RS moto RACINGだ。

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ダカール・ラリーは、バイク、自動車、トラックなどが砂漠や山岳地帯、泥濘地などあらゆる路面をどれだけ短い時間で走破できたかを競い合う競技で、1979年から行われている。過酷な環境下、強靭な肉体、精神力が必要で、「世界一過酷なラリー」と呼ばれ、完走率50%程度の厳しい大会だ。アフリカ大陸で30年、南米大陸で11年開催され、2020年から中東へ移動しサウジアラビア1国での開催となっている。

2026年大会のスタート・ゴール地は紅海の港町ヤンブー。全長約8000kmの内、5000kmでスペシャルステージが設定されている。ルートには、2つのマラソンステージ(整備支援なし区間)、カテゴリー別の分割ステージ、そして新たに導入される「パワーステージ」などが用意されている。

藤原選手は1990年1月6日生まれ、兵庫県出身。7歳からバイクにまたがりトライアルを開始し、16歳で国内A級シリーズチャンピオン獲得。2014年には国際A級シリーズチャンピオンに輝いた。2018年、大阪の通天閣でトライアル大会「City Trial Japan 2018 in OSAKA」を実行委員長として大成功させた。当大会は現在、全日本選手権シリーズに加わり継続開催されている。

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プロジェクト事務局では、11月よりクラウドファンディングをスタートした。円安などの影響で決して資金的に十分な状況とは言えず、クラウドファンディングを通しての支援は、主に渡航費や現地での活動費、トレーニング費用に充当予定だ。応募受付は12月9日までとなっている。

《ヤマブキデザイン》

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