EVの快適性と効率を向上、3in1熱管理システム「ヒーテッドチラー」発表…独Webasto

EV向け3in1熱管理システム「ヒーテッドチラー」
EV向け3in1熱管理システム「ヒーテッドチラー」全 1 枚

ドイツの自動車部品メーカーのベバスト(Webasto)は、電気自動車向けの革新的な熱管理システム「ヒーテッドチラー」を発表した。

ヒーテッドチラーは、冷却機能、バッテリー温度管理、車内暖房の3つの機能を1つのデバイスに統合した3in1ソリューションである。

従来の車両構造では、複数の独立した熱管理部品を設置し、それぞれに配管や制御装置、シール部分が必要だった。これにより設置スペース、重量、故障リスクが増大していた。ヒーテッドチラーはこれらの装置を単一システムに置き換えることで、コスト、複雑性、材料使用量を削減する。同時にバッテリーを最適温度に素早く調整することで、バッテリー寿命を延ばし航続距離を改善する。

ヒーテッドチラーのバッテリーコンディショニング機能では、冷却液を加熱してバッテリーの最適温度を確保し、性能と寿命を向上させる。バッテリー冷却機能では、急速充電時やスポーツ走行時などにバッテリー回路から余分な熱を除去し、部品を熱負荷から保護する。車内暖房機能では、冷媒を直接加熱してヒートポンプの効率を高め、特に低外気温時の性能を向上させる。

エンドユーザーにとっては、極端な気象条件下でも高い快適性が得られることを意味する。

《森脇稔》

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