GMのシボレーブランドは、ブラジルのセアラ州自動車工場(PACE)で、電動SUV『スパークEUV』の生産を開始したと発表した。
式典にはルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ大統領、ジェラルド・アルクミン副大統領兼開発・産業・商業・サービス大臣、エルマノ・デ・フレイタス州知事らが出席した。
GM南米のサンティアゴ・チャモロ社長、ファビオ・ルア副社長、コメクスポートのアラン・ゴールドラスト社長、PACEのロドリゴ・テイシェイラ副社長兼パートナーらも参加し、両社の幹部や従業員が集まった。
PACEは先進技術に特化したマルチブランド自動車拠点として、スパークEUVの生産開始とともに本格稼働する。同じ式典で、シボレー『キャプティバEV』も2026年から同工場で生産されることが発表された。これによりブラジル国内でのシボレーEV製品の選択肢が広がり、セアラ州が自動車産業の新たな技術段階で重要な役割を果たすことになる。
この発表は、GMがブラジルで事業を開始してから100周年を迎える年に行われた。GMは堅固な産業構造、エンジニアリングセンター、成熟したサプライチェーンを持つ。GMとPACEの関係は、ブラジルにおける電動化の現段階に対応する形で構築されており、初期段階の生産量に効率的なソリューションを提供する。このモデルは経済合理性を保ち、運営効率を確保し、市場の成長に応じて生産を拡大できる柔軟性を保証する。
この事業は地域経済を強化し、雇用創出を促進し、電動化に不可欠な技術力の開発を推進する。セアラ州はブラジル自動車産業の新技術段階における主役として位置づけられる。新しい電気自動車はブラジルにおけるシボレーのラインナップを補完し、地元の労働力を活用し、国内での電動技術の工業化に向けた具体的な一歩となる。
PACEでのキャプティバEVの生産は、スパークEUVで始まった動きの自然な拡大を表している。このモデルは電動SUVセグメントで戦略的な位置を占め、国内で急成長しているカテゴリーにおけるシボレーの競争力を強化する。現地生産により先進技術の採用を加速し、電動製品の提供を拡大し、将来のプロジェクトに向けて事業を準備できる。キャプティバEVは、ブラジルでの電動化に規模を与え、PACEを自動車産業の新段階における重要拠点として確立する鍵となる要素となるという。




