【シトロエン ベルランゴ 新型試乗】室内も走りも、シトロエンらしい“心地いい系”…島崎七生人

シトロエン・ベルランゴ MAX XTR Grip Control Package
シトロエン・ベルランゴ MAX XTR Grip Control Package全 18 枚

試乗車は今年発売された『ベルランゴ』の特別仕様車のうちの1台。長いが表記を記しておくと“BERLINGO MAX BlueHDi XTR Grip Control Package”の2列シート/5人乗り、車両本体価格439万2500円というモデルで、同仕様のロングも用意される。

【画像】シトロエン・ベルランゴ MAX XTR Grip Control Package

◆快適さに効く「アドバンスドコンフォートシート」

シトロエン・ベルランゴ MAX XTR Grip Control Packageシトロエン・ベルランゴ MAX XTR Grip Control Package

暗過ぎない新色のグレー(グリ アルタンス)を纏った外観は、ところどころに赤いアクセントが挿してあるなどして、なかなかクールな印象。

もちろんリヤゲートはガラスハッチが単独で開閉可能で、我が家の柴犬シュンは従来型ベルランゴとプジョー『リフター』、フィアット『ドブロ』でもコレを経験済みで、ここからあたりを眺めるのが好きらしいので、今回もそうしてみた(耐荷重25kgのラゲッジボードは“中段”で使用)。ちなみに MODUTOPと呼ぶ独特のルーフの造作も室内を明るくしてくれ、シュンも居心地のよさを確認していたようだ。

居心地といえばこの特別仕様車のメニューにある“アドバンスドコンフォートシート”も快適だった。前後とも板チョコのような表皮パターン(の立体感)により、微妙だがクッションの潰れ代が味わえる独特の着座感になっており、とくに運転席(前席)座面では、これまでの座面が平板なビジネスライクな感触だったのに対して、フカッと乗用車的な印象になり、同等の距離を走らせても従来より身体がラクだ(足腰にいい)と思えた。

シトロエン・ベルランゴ MAX XTR Grip Control Packageシトロエン・ベルランゴ MAX XTR Grip Control Package

◆走りもシトロエンらしい“心地いい系”

走りも相変わらず心地いい系である。ロールセンター軸が低く路面上にあるようなシトロエンらしいゆったりとしなやかな挙動は相変わらずで、後席中央席に座るシュンも「良いね」と目でコメントしていた次第。

1.5リットルの4気筒ディーゼルターボ(130ps/300Nm)はアイドリング+αの低回転から扱いやすく、アクセルペダルにジワッと足を載せる感じで、クルマを思いどおりに走らせることができる。今回は試していないが、スノー/マッド/サンドのモード切り換えが可能なグリップコントロールは、それぞれの場面でより適切なアクセルワークを可能にしているはずだ。

総じてエンジン振動、ノイズも気にならないレベルに低く抑えられていて、乗用車としての快適性は十分に高く、これには装着タイヤ(BS TURANZA 6 ENLITEN、205/55 R17 95V・2025年・第22週・スペイン製)の諸性能の高さも寄与していそう。それとロングボディに対して身軽な取り回しの標準ボディの扱いやすさも今回の試乗で改めて再認識したことのひとつだった。

シトロエン・ベルランゴ MAX XTR Grip Control Packageシトロエン・ベルランゴ MAX XTR Grip Control Package

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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