三菱『デリカD:5』新型発売、価格は451万円から…SUVとミニバンが融合「三菱らしさ」武器に

三菱自動車 加藤隆雄社長と新型『デリカD:5』
三菱自動車 加藤隆雄社長と新型『デリカD:5』全 22 枚

三菱自動車工業は12月18日、オールラウンドミニバン『デリカD:5』に大幅改良を施し、2026年1月9日より発売すると発表した。価格は451万円から494万4500円(税込)。

【詳細画像】三菱 デリカD:5 新型

「デリカ」は、その名前を「デリバリーカー」に由来し、1968年に初代モデルを発売して以来、「様々な道路状況において、確実に乗員や荷物を目的地まで運ぶクルマ」として誕生から半世紀以上と長くユーザーに支持されている。初代からの累計販売台数は138万台以上を記録し、同社の国内登録車の中で最も売れているロングセラーモデルとなる。

2007年1月に発売した5代目デリカとなる現行の「デリカD:5」は「ミニバンの優しさ」と「SUVの力強さ」の融合を開発テーマに、優れた居住性と多彩な積載性を備えるとともに、オフロードからオンロードまで幅広いシーンで活躍できる機動性・信頼性を合わせ持つ、唯一無二のオールラウンドミニバンだ。三菱自動車ブランドを象徴するモデルとして人気を博し、約19年間で30万台を超え国内販売を牽引している。

三菱 デリカD:5 新型三菱 デリカD:5 新型

新型は走行性能を高めるとともに、力強いスタイリングにデザイン変更するなど「デリカらしさ」を追求した。

エクステリアは、フロントグリルとフロントバンパー、リアバンパーをシンプルで立体感のある力強いデザインとした。リアゲートは、「DELICA」ロゴをガーニッシュ内へ取込むことで、リアゲートパネルをよりシンプルでプレミアム感のあるデザインへと変更。また、ボディサイドにはワイドで安定感のある足回りと高い走破性を想起させる新採用のホイールアーチモールに加え、力強さを強調しギア感を高めた新デザインの18インチアルミホイールを採用した。

ボディカラーは、人気のソリッド色調グレーに、光の当たり方によりブルーのハイライトが映る特別なカラーの「ムーンストーングレーメタリック」を採用した「ブラックマイカ」との2トーンを新たに追加し、2トーン5色、モノトーン4色の全9色展開とした。

三菱 デリカD:5 新型三菱 デリカD:5 新型

インテリアは、8インチカラー液晶のディスプレイメーター採用による視認性の向上に加え、金属調アクセントを採用したインストルメントパネルにより、先進性に加え、ギア感とプレミアム感を高めた。また、センターパネルでは、傷つきに配慮したダークグレーとしたほか、シートには人気の特別仕様車「CHAMONIX(シャモニー)」で好評のスエード調素材(撥水機能付)と合成皮革のコンビネーション生地を採用し、ステッチを内装各部同様のカーキ色とするなど、より機能的で統一感のあるインテリアとした。

また、センターコンソール、フロアコンソールの下部に充電用USBポートType-Cをそれぞれ2ポート追加し利便性も向上している。

三菱 デリカD:5 新型三菱 デリカD:5 新型

三菱らしさの源ともいえる走行性能については、四輪を自在に制御することで車両運動性能を飛躍的に向上させる三菱自動車独自の車両運動統合制御システム「S-AWC」の搭載により、悪路走破性の向上と、優れた直進安定性、意のままの操縦性を実現した。また4つのドライブモード(ECO/NORMAL/GRAVEL/SNOW)と、下り坂でも車速を一定に保つヒルディセントコントロールを採用し、路面状況に応じた最適な走行を可能とした。

「衝突被害軽減ブレーキシステム」では、従来の車両と人物の検知に加え、新たに自転車の検知を可能としたほか、「誤発進抑制機能」では、後退時でもアクセルの踏み間違えに対応。また、前後バンパーに搭載したソナーにより、車両付近の障害物のおおよその位置をメーター表示と音でお知らせする「パーキングセンサー」も追加。

三菱 デリカD:5 新型三菱 デリカD:5 新型

「マルチアラウンドモニター」では、従来からカメラ画質を約3倍高め、両サイドビュー+フロントビュー画面や、バードアイビュー+透過フロントサイドビュー画面を追加することで視認性が大幅に向上。さらに移動物検知機能を採用することで、駐車場などでの周囲確認性も向上した。そのほか、前方車両の発進をお知らせする「先行車発進通知」を追加するなど、より安全・安心・快適な運転をサポートする。

「P」「G-Power Package」「G」の3グレードをラインアップし、それぞれに7人乗り、8人乗りを設定。価格はエントリーグレードの「G」が451万円から。

三菱自動車 加藤隆雄社長と新型『デリカD:5』&『デリカミニ』三菱自動車 加藤隆雄社長と新型『デリカD:5』&『デリカミニ』

同日、メディア向けにおこなわれた取材会で加藤隆雄社長は、自ら新型の特徴を解説。10月に開始した予約受注は、約1か月半で5000台を超えたという。「19年も経ったモデルだが、未だに多くのお客様、ファンの皆様にご愛顧をいただいて、三菱自動車を代表する車になった」と喜びを語り、「三菱自動車らしい“ちょっと尖った車”、そういう商品が我々のビジネスのベースにある。デリカD:5は今後もそうした三菱らしさをアピールしていく、そういうクルマになっている」とした。

三菱としては同じ「デリカ」の名を持つ軽自動車『デリカミニ』がヒットし、海外では新型SUVの『デスティネーター』が爆発的な人気を博している。加藤社長は、「デリカ親子とデスティネーターの3つで25年度末に向けて、販売台数の底上げをしていきたい。このデリカD:5がキャプテンだ」として、新型デリカD:5が販売の牽引役となることに期待する。

《宮崎壮人》

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