今年一年の世相を表す漢字一字の1位は「熊」だったが、女性初の「高市首相」の誕生や「物価高」「株高」などを顧みれば、3位に入った「高」のほうが身近に感じた人も少なくないようだ。
そんな世相に便乗したわけでもないだろうが、首都高速道路が、2026年10月から通行料金を10%も値上げするもという。同社が改定案を発表したもので、自動料金収受システム(ETC)を利用する普通車の場合、1kmあたりの料金を32.472円と現行から約3円引き上げるそうだ。
さらに、55km以上走った場合に適用される上限料金も1950円から2130円に引き上げるほか、商業利用が多いトラックなど中型車以上の料金も現行の35.42円から38.966円に、大型車は48.71円から53.578円にアップするという。
きょうの日経なども取り上げているが、首都圏の大動脈である首都高の値上げは、「物価高や人件費上昇などで増える維持管理コストを確保する狙い」としつつ「物流など幅広い業界に影響するほか、他の高速道路各社の料金値上げの判断材料になる可能性もある」とも伝えている。
2025年12月25日付
●公取委、AI記事利用調査開始、IT企業無許可で回答生成(読売・1面)
●外交文書95年合意の内幕、日米自動車交渉かわした脅し、自由貿易ルール守る機運後押し (朝日・10面)
●部品を不当に返品、下請法違反、自動車電装部品の「東洋電装」 (朝日・33面)
●社説・EUがエンジン車容認、脱炭素の機運損ねぬよう (毎日・5面)
●大企業冬ボーナス初の100万円超(毎日・7面)
●首都高の料金、10%引き上げ、来年10月から (毎日・23面)
●ガソリン下落158円、4年4カ月ぶり水準 (産経・10面)
●東京BRTに新路線、東京―晴海エリア (産経・21面)
●タイ車生産低迷続く、来年145万台見込み、家計債務が重荷 (日経・13面)




