クアルコム(Qualcomm)は、英国の半導体メーカーのアルファウェーブ・IPグループ(アルファウェーブ・セミ)の買収を完了したと発表した。買収は予定より約1四半期早く完了した。
この買収により、クアルコムはデータセンター分野への事業拡大をさらに加速させる。アルファウェーブ・セミの共同創業者でCEOのトニー・ピアリス氏が、クアルコムのデータセンター事業を統括する。
アルファウェーブ・セミは、高速有線接続技術の世界的リーダーである。カスタムシリコン、接続製品、チップレットを提供し、より高速で信頼性の高いデータ転送を実現している。高性能かつ低消費電力が特徴だ。
同社の製品は、データセンター、AI、データネットワーキング、データストレージなど、高成長分野における次世代サービスを支えるコアインフラの一部を形成している。
クアルコムは40年にわたる技術リーダーシップを基盤に、AI、高性能・低消費電力コンピューティング、接続技術を組み合わせた幅広いソリューションを提供している。スナップドラゴンプラットフォームは消費者向け製品に、クアルコム・ドラゴンウィング製品は企業や産業向けに展開されている。




