川崎汽船、中京地区で初のバイオ燃料供給…自動車専用船でCO2を750トン削減

バイオLNG燃料供給の様子(参考)
バイオLNG燃料供給の様子(参考)全 1 枚

川崎汽船は、名古屋港において運航する自動車専用船「SERENITY HIGHWAY」に、船舶用バイオ燃料の供給を実施した。中京地区での同社運航船へのバイオ燃料供給は初めての取り組みとなる。

バイオ燃料は環境負荷低減が可能な代替燃料で、既存のディーゼルエンジンの仕様を変えずに使用できる。今回使用するバイオ燃料に含まれるFAME(脂肪酸メチルエステル)は、従来の化石燃料と比較して、ライフサイクル全体で約84%のCO2削減効果が期待されている。

FAME24%を低硫黄燃料油(VLSFO)に混合した「B24」を使用することで、本船の航海において約750トンのCO2削減効果が見込まれる。使用するバイオ燃料は食料や飼料と競合しないバイオマスなどの再生可能な有機資源を原料としている。

製造に使用するFAMEはEU基準(ISCC-EU認証)を満たしており、供給時にはProof of Sustainability(PoS)が発行されるため、国際的な持続可能性基準に適合している。今回の件は2024年12月に発表した国内初のバイオ燃料供給に続くもので、同社運航船への国内での船舶用バイオ燃料供給「2港目」の事例となる。

同社の環境に関わる長期指針「"K"LINE 環境ビジョン 2050」では、国際海事機関(IMO)が定める2030年目標「CO2排出効率2008年比40%改善」を上回る「同50%改善」という目標を設定。さらに2050年の目標としてGHG排出ネットゼロに挑戦していくことを掲げている。

《森脇稔》

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