【動画】ヒョンデのヒューマノイド『Atlas』登場…年3万台を生産、産業工場から導入へ

現代自動車が「CES 2026」でヒューマノイドを初公開 年3万台を生産、最初は産業工場分野から導入へ
現代自動車が「CES 2026」でヒューマノイドを初公開 年3万台を生産、最初は産業工場分野から導入へ全 10 枚

ヒョンデ(Hyundai Motor Group:現代自動車)とボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics)は、共同で次世代ロボットを「CES 2026」報道関係者向けイベントで公開した。電動ヒューマノイドロボット「Atlas」のプロトタイプを一般公開するのは初。

【画像全10枚】

電動アトラスを初公開

イベントでボストン・ダイナミクスは「私たちのビジョンは、どこへでも行けて、周囲を理解し、あらゆる物体を操作できる汎用ヒューマノイドです。まずは産業現場から始めます。既存の工場や施設にそのまま導入でき、単一の作業に限定されず、事業の変化に合わせて進化できるツールを目指しています。Boston Dynamicsは10年以上ヒューマノイドに取り組んできました。商業的に成立させるために必要な技術が揃う瞬間を見極めてきましたが、ここ数年のAIの急速な進歩によって、その時がついに訪れました。今こそ、Atlasを研究室から外へ出す時です。本日、初めて公の場にAtlasを公開します」と語った。

最新型アトラスも初登場

このイベントは、ヒョンデとしてAIロボティクス分野の進化に本気で取り組んでいる姿勢を明確に打ち出したもの。「Partnering Human Progress(人の進歩と共に)」をテーマに、システム統合、部品、サービスまでを含むヒョンデグループのバリューネットワークによって、AIロボティクス分野での競争力がどのように支えられているのかを紹介した。

安定性と効率を最優先した設計

ただ「Atlas」は人と完全に同じように動くことを目的とはしていない。安定性と効率を最優先した設計を採用したデザインをステージ上で披露。首や腰などの関節は360度回転でき、触覚付きの人間サイズの手、全方位カメラを備えていることを示した。

アトラスは首が360度まわる。死角なし

「Atlasは映像で見せてきた通りの方法で立ち上がります。人間と同じ動きをする必要はなく、最も安定し効率的な方法を選んでいます。通常、Atlasは現場で完全自律動作しますが、今日は安全のため簡単な指示で操作しています。歩行は自然で滑らかで、Robotics and AI Instituteとの協力で実現しました。
Atlasは人の動作をただ模倣するのではありません。360度回転する関節により、人間以上に効率的な動作が可能です。頭部や顔も「人ではなく、助けるロボット」であることが分かるよう設計されています。」と続けた。

現場では完全自律動作が前提で、短期間の学習で新しい作業を習得でき、Orbitプラットフォームを通じてスキルを複数台で共有可能だ。ヒョンデグループの製造工場で自律搬送作業を実証し、実環境データを製品改良に活用している。
すでにAtlasの生産は開始され、2026年分はヒョンデ向けに供給予定(2026年分はHyundai Motor Group向けに割り当て済み)。年3万台規模の生産体制を構築し、人と競うのではなく協働し、人間の能力を拡張するロボットとして、より安全で効率的な製造現場の実現を目指している。

このエンドツーエンドのバリューチェーンにより、ヒョンデグループはAIロボットの大規模な展開と社会実装を可能にし、技術面だけでなくビジネス面でもリーダーシップを強化する、としている。
CES 2026で示されたHyundai Motor Groupの未来像は、これからのロボット社会を考えるうえで見逃せない内容となっている。(実際のステージは下の動画で。Atlasの登場は16分前後から)

関連記事「進化した次世代ヒューマノイド「Atlas」プレミア動画を公開 ヒョンデのフィジカルAIロボット本格参入に連携」もお見逃しなく。

現代自動車が「CES 2026」でヒューマノイドを初公開 年3万台を生産、最初は産業工場分野から導入へ

《ロボスタ編集部》

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