先端技術の見本市「CES」開幕、ソニー本体出展見送り、影が薄い日本勢[新聞ウォッチ]

ソニー本体に代わり「CES 2026」に出展するソニー・ホンダモビリティ。写真は代表取締役 会長 兼 CEOの水野泰秀氏
ソニー本体に代わり「CES 2026」に出展するソニー・ホンダモビリティ。写真は代表取締役 会長 兼 CEOの水野泰秀氏全 2 枚

世界最大級の先端技術の見本市「CES」が、米ネバタ州ラスベガスで開幕。きょうの読売や朝日など各紙にも「見どころ」を“紙上公開”しているが、それによると、ロボットなどが現実世界の状況を把握し、自律的に行動するための「フィジカルAI(人工知能)」の海外勢の出展が注目を集めているという。

【画像】CES 2026で公開されたAFEELAの最新プロトタイプ

例えば、フィジカルAIの代表格として、会場をにぎわせているのがヒト型ロボット「ヒューマノイド」で、独自動車部品大手シェフラーは、英新興企業と共同開発した産業用ロボットを紹介。頭部のカメラで現場を認識し、乱雑に積み上がったベアリングを2本の指で器用につかみ、隣のスペースへ移動させていたそうだ。

読売によると、シェフラー米国担当のパトリック・リンデマン氏は「自動車部品の技術がロボットには多く使われている。トレーニングを積んで、さらに用途を拡大したい」と語ったという。

一方で、自律的に行動するための「フィジカルAI」は生成AIに続く成長分野として期待されるが、「日本企業の目立った展示はなく、出遅れが浮き彫りとなっている」と指摘。朝日も「姿消す日本家電、ソニー本体出展せず、パナはAIにシフト」との見出しで「かつてはCESで家電製品を披露してきた日本企業にも変化が訪れている」とも。

1967年に初めて開かれたCESに参加以来、昨年まで59年にわたり絶えず出展してきたソニーグループだが、今年は、ホンダとのEV合弁会社の「ソニー・ホンダモビリティ」が出展。「ソニーの名はCESの会場に残るが、ソニー本体としては初めて参加を見送ったことになる」(朝日)と報じている。

思えば、CESの会場でトヨタ自動車が未来の実験都市「ウーブン・シティ構想」の“青写真”を初めてお披露目したのは2020年。昨年も実用化に向けた具体的な計画を発表していたが、今年はそのトヨタの姿もみられないという。

2026年1月8日付

●CES開幕、ロボットの「頭脳」急成長、格闘技・工場作業、AIで自律行動(読売・8面)

●浜岡原発審査を白紙、規制委、「安全規制への暴挙」データ不正(朝日・1面)

●トヨタ、新RAV4発売「次世代車先駆け」 (朝日・9面)

●ガソリン下落155円、ベネズエラ影響限定的 (毎日・6面)

●旧型スポーツカー補修強化、日産・ホンダ (毎日・6面)

●日本、輸出規制撤回を要求、中国反発不当廉売調査も (産経・1面)

●トヨタ、ポイント経済圏参入、サービス連携スマホ決済対応(日経・1面)

●中国、EV席巻で車輸入減、昨年、16年ぶり低水準、価格競争、沈む欧米車(日経・11面)

●フォード米EV販売半減、10~12月韓国電池企業はリストラ (日経・15面)

●中古車情報のエレウノ、車リースバック参入 (日経・15面)

●車・防衛株に売り、レアアース供給懸念で (日経・17面)

《福田俊之》

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