次世代太陽電池搭載の低温物流車、走行試験開始…ソーラーで冷凍機の電源をアシスト

試作した太陽光パネル搭載型低温物流車
試作した太陽光パネル搭載型低温物流車全 2 枚

次世代太陽電池の開発を手がけるPXPと東プレは1月6日、神奈川県の2025年度事業「2050年脱炭素社会の実現」に資する研究開発プロジェクトの一環として、実証試験車両による走行試験を開始したと発表した。

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本事業は「低温物流向け次世代太陽電池システムの開発及び実証」として採用されたもの。2024年度に実施した基礎開発および要素技術の検証結果を踏まえ、薄型太陽光パネルであるカルコパイライト型太陽光パネルを搭載した低温物流車の試作車を製作した。

太陽光パネルで発電した電気は、庫内を冷やす冷凍機のアシスト電源として使用する。本試験では市街地走行を含む物流オペレーションを想定し、走行中および停車時における太陽光発電量、冷凍機への電力供給効果、燃料消費量の削減効果などを総合的に検証する。

本走行試験を通じて、クリーンエネルギーを活用した低温物流車の実用性および導入効果を定量的に評価するとともに、将来的な社会実装に向けた運用モデルの確立を目指す。今後は得られた知見をもとに、さらなる発電効率の向上および低温システムの高効率化を進め、低温物流分野における脱炭素化の加速に貢献していく。

今後も東プレとPXPは、神奈川県相模原市内の企業同士の連携を活かしながら、低温物流GX(グリーントランスフォーメーション)技術の開発を積極的に進めていく予定だ。

カルコパイライト型太陽光パネルは、銅などのありふれた材料を主原料とした無機化合物半導体系の太陽光パネル。従来のシリコン型太陽光パネルと同等の耐候性と発電性能を持ちながら薄く、軽く、曲げられて耐久性が高いという特徴がある。

《森脇稔》

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