ドイツのベクターは、車両コンポーネント向けの新しい診断ツール「vInspect」をリリースしたと発表した。
高いカスタマイズ性を備え、迅速な導入と柔軟な設定変更を両立させることで、メーカーやサービス事業者のコスト削減を支援する。
vInspectは、従来の標準ツールとコストのかかるカスタム開発の間のギャップを埋めるソリューションとして開発された。駆動コンポーネント、バッテリー、照明システム、ヒーター、冷却システム、ポンプなどの車両コンポーネントのメーカーやサービス事業者を対象としている。
最大の特徴は、既存の通信ハードウェアを問題なく再利用できる点だ。D-PDU API(ISO 22900-2)またはPass-Thru(SAE J2534)ベースの既存VCIを活用できるため、投資コストを大幅に削減できるという。
ユーザーインターフェースは、ダッシュボードやウィジェットを使って自由にカスタマイズ可能で、企業のブランドアイデンティティに視覚的にマッチさせることができる。構成はクラウド経由で自動的に配布されるため、多数のユーザーを抱えるサービス事業者にも最適なツールとなっている。
自動検出機能により、vInspectは識別された車両コンポーネントに応じて迅速に設定を適応する。オンライン・オフラインのどちらでも、便利で直感的かつ安全に使用できる。さらに、柔軟な権限管理により、アクセス権やロールを技術者の業務に応じて制御することが可能だ。
ベクターは、Software-Defined System(SDS)の開発とネットワーク化のためのソリューションを提供するリーディングカンパニーで、35年以上にわたり世界中のメーカーやサプライヤーをサポートしている。独立系企業として世界に32拠点、4500名以上の従業員を擁し、2024年には10億ユーロを超える売上を達成した。




