VWグループ世界販売は0.5%減の898万台、EVは32%増で市場拡大…2025年

VW ティグアン
VW ティグアン全 5 枚

フォルクスワーゲングループは、2025年の世界新車販売台数の結果を発表した。総販売台数は898万3900台となり、前年比は0.5%減だった。

【画像】VWの主要モデル

フォルクスワーゲングループは、2025年の事業を厳しい市場環境にもかかわらず堅調に推移させた。全ブランドとパワートレインの魅力的な製品により安定したセールスを維持している。

製品ラインアップを全面刷新し、多数のニューモデルが高い評価と複数の賞を獲得した。2026年には20車種以上の新モデルを投入し、中国市場向けの革新的な車や「エレクトリック アーバンカー ファミリー」を含む製品攻勢を継続する計画だ。

市場別では、ヨーロッパでの販売は前年比4%増、南米は12%増と大幅に伸びた。一方、北米は関税政策など厳しい環境の影響で10%減、中国は熾烈な競争の結果8%減少した。ヨーロッパではフォルクスワーゲンの『T-Roc』と『ティグアン』が成長セグメントで販売ランキング首位を獲得し、市場シェアは過去最高の約25%まで拡大している。南米では5万6000台以上販売した『テラ』など新モデルの貢献で最高水準の販売を達成した。

中国ではアウディがプレミアムセグメントでトップブランドの座を6年ぶりに奪還し、フォルクスワーゲン(「ジェッタ」ブランド含む)は内燃機関車市場のリーダーをさらに強化している。

電気自動車(BEV)の全世界販売台数は98万3100台で前年から32%増加し、販売全体に占める割合は8%から11%へ大幅に増加した。ヨーロッパ市場での成長は特に顕著で66%増、BEV市場シェアは約27%となり、フォルクスワーゲン、アウディ、シュコダの5モデルがヨーロッパのBEV販売トップ10入りを果たしている。米国でも46%の成長を遂げたが、中国では新規EV導入準備のため44%減少した。

さらにプラグインハイブリッド車(PHEV)は42万8,000台販売し前年から58%増加。特にヨーロッパで72%の大幅増となっている。

地域別に見ると、ヨーロッパでは394万台を販売し4.5%増加。西ヨーロッパは3.8%増、中央・東ヨーロッパは9.0%増、ドイツ国内は5.6%増を記録した。北米は94万6800台で10.4%減少、米国が13.6%減少となった。南米は66万3000台で11.6%増、ブラジルは5.7%増加した。アジア太平洋地域は301万台で6.5%減少し、中国の販売減少が主因だ。

代表的な電気自動車モデルの販売台数は、フォルクスワーゲン『ID.4』/『ID.5』が16万3400台、『ID.3』は11万7700台、シュコダ『Elroq』が9万5300台、アウディ『Q4 e-tron』は8万4900台となっている。

フォルクスワーゲングループは、電動化と新モデル投入を通じて世界の自動車市場での競争力を強化し、今後も多様なパワートレーンで顧客ニーズに応え続ける構えだ。

《森脇稔》

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