NXグループとCuebusは、日本通運の仙台卸町物流センターにおいて、二階層構造を採用した次世代ロボット倉庫システム「CUEBUS 75Lモデル」の実証実験を開始したと発表した。
仙台卸町物流センターでは、EC市場の拡大に伴い多品種・小口配送への対応力が求められる中、仕分け作業の工程削減による業務効率化が喫緊の課題となっていた。特に同センターは東北楽天ゴールデンイーグルスのEC向け商品を取り扱っており、シーズン中の注文増加にも柔軟かつスピーディに対応できる体制の構築が不可欠だ。
今回実証実験を開始したシステムは、リニアモータ式ロボット倉庫として多階層(二階層)構造を実現した最新モデル。上方空間を最大限に活用し、従来以上のスペース効率を確保しながら、すべての保管物を即座に移動することにより、高い収納率と取り出し効率を同時に実現する。
また、多階層構造でありながら従来モデルと同様にモジュール構造を採用しており、保管容量や作業動線の変更にも柔軟に対応できる。物流量の変動や季節イベントに応じてレイアウトを最適化でき、センター運営の安定化が期待される。
今回の実証導入では、モジュール構造を活用したレイアウト変更や増設の検証、通路不要構造による保管スペース有効活用の検証、上方空間活用による高密度・高効率なストレージ運用の検証、作業時間・移動距離、作業負荷の軽減度などピッキング工程の効率化検証を行う。
実証結果に基づき、本格導入や仙台卸町物流センター内でのシステム増設、NXグループの他センターへの横展開を計画している。




