気象庁発表によると、日本付近は強い冬型の気圧配置が続いており、東日本を中心に大雪となっている所がある。25日にかけて、東日本では大雪や路面の凍結による交通障害に警戒し、北日本と西日本では注意・警戒するよう呼びかけている。
国土交通省や高速道路会社は、大雪時に高速道路で車両が長時間滞留する事態に備え、ドライバーに冷静な行動と充分な事前準備を求めている。降雪時の渋滞や立ち往生では、追突事故や一酸化炭素中毒などの二次被害が発生しやすく、正しい対応が命を守る。
◆降雪で高速道路に滞留した場合の基本行動
走行中に降雪で交通が滞った場合、まずハザードランプを点灯し、前方の車両との車間距離を確保することが重要だ。視界が悪く、路面が滑りやすいため、むやみに車外へ出ると二次事故につながるおそれがある。
異常を道路管理者に知らせることも重要だ。高速道路上に設置されている非常電話や、携帯電話から利用できる道路緊急ダイヤル「#9910」を通じて、現在地や車両の状況を伝えることで、除雪や救援活動につながる。
マフラー、車体の周りを除雪
◆車内待機時に注意すべき点
大雪で車が動かない場合、車内での安全確保が最優先。
とくに注意が必要なのが一酸化炭素中毒だ。マフラー(排気口)の周囲が雪でふさがれると、排ガスが車内に流れ込む危険があるため、定期的にマフラー周辺の雪を取り除く必要がある。
暖房のためにエンジンを使用する場合でも、連続運転を避け、状況を見ながら断続的に使う。ライト、デフロスターなどの使用も状況に応じ、燃料残量を意識する(長期化に備える)。
また、長時間同じ姿勢で座り続けると体調を崩すおそれがあるため、足首を動かすなど軽い運動を行ない、脱水を防ぐために水分をこまめに取る。毛布や上着などで体を冷やさないようにすることも、低体温症の予防につながる。
滞留中は、スマホは省電力(画面照度を下げ、不要アプリを停止)。可能ならモバイルバッテリーを使用する。
降雪で通行止めの高速道路(イメージ)◆出発前に求められる備え
国交省や高速道路会社は、大雪が予想される場合、不要不急の外出を控えるよう呼びかけている。やむを得ず車で移動する場合は、事前の備えが不可欠だ。
車両には冬用タイヤを装着し、タイヤチェーンを携行すること。燃料はできるだけ多めに入れておき、渋滞や滞留に備える。
車内には、毛布、防寒具、飲料水、非常食、懐中電灯、除雪用のスコップなどを積んでおくことが望ましい。大雪で長時間車内に留まるときに、これらの備えが安全確保につながる。
国交省と高速道路各社は、出発前と走行中に気象情報や道路情報をこまめに確認し、状況に応じて通行を見合わせる判断が重要だとしている。
●大雪で動けなくなったら:車内に貼っておくメモ
- ハザード点灯
- #9910 または非常電話で通報
- マフラー周りの雪を除去
- エンジンは断続使用
- 車外に出ない
降雪で通行止めの高速道路(イメージ)●滞留時に家族へ送る定型メッセージ
滞留時に家族へ位置・状況・要請をSMSやメッセージアプリで送る定型メッセージ(テンプレート)。通信が不安定な状況でも最小限で要点が伝わるような形式でも用意した。
○基本連絡(まず送る)
大雪で高速道路に滞留中。
場所:[路線名][上り/下り][IC・SA・PA名]付近
進行方向:[例:東京方面]
人数:[大人○人/子ども○人]
燃料:[多い/半分/少ない]
体調:[全員問題なし/問題あり○人]
道路緊急ダイヤル#9910連絡:[済み/まだ]
状況:[例:安全に車内で待機中]
○電波が弱い時用(短縮版)
高速[路線名][上り/下り][IC・SA名]付近で大雪滞留。
人数[○人]燃料[あり/少ない]体調[OK/問題あり]。
#9910連絡[済/まだ]。
○体調悪化・危険を感じた場合
滞留中。
[誰が]体調不良([症状])。
場所:[路線・IC]
#9910と119に連絡[済/まだ]。
○救援が来た時
救援/除雪が到着。
車列が動き始めた。
無事です。
○脱出できた時
高速道路を離脱/渋滞解消。
これから[帰宅/目的地へ]向かう。
このテンプレートは、国交省や高速道路会社が推奨する「位置・人数・状況・燃料・体調・通報済みか」という救援判断に必要な情報を含む。家族がこの情報を持っていれば、安否確認、警察や道路管理者への問い合わせ、緊急時の代行通報が容易になる。




