トヨタ輸送、AI搭載ドラレコ「ナウト」採用…眠気検知で事故未然防止

トヨタ輸送が重大事故につながりかねない覚醒低下(覚低)運転防止に「ナウト」を採用
トヨタ輸送が重大事故につながりかねない覚醒低下(覚低)運転防止に「ナウト」を採用全 1 枚

Nauto Japanは、トヨタ輸送がNauto JapanのAI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」を採用したと発表した。車両運行の安全推進および管理体制強化を目的としている。

トヨタ輸送では、重大事故につながりかねない覚醒低下状態での運転防止を重要課題の一つとして捉え、AIドライブレコーダーの導入を検討してきた。今回、眠気検知機能が高度化したAIドラレコを活用することで、覚醒低下運転のリスクを早期に検知し、運転行動の改善につなげることで覚醒低下運転の撲滅を目指す。

「ナウト」は、居眠り兆候やわき見等のリスク行動を捉え、運行管理を支援する。得られた情報を教育・指導、是正といった安全活動に結び付けることで、事故の未然防止とコンプライアンスの徹底を後押しする。

トヨタ輸送は、車両輸送事業において安全を最優先に、日常の点検・教育・指導を継続的に強化してきた。一方で、眠気(覚醒低下)を含むヒューマンファクター起因のリスクは、個人差や状況により顕在化の仕方が異なるため、兆候を早期に捉えて未然防止につなげる仕組みが重要であると考えている。

こうした背景から、重大事故につながりかねない覚醒低下運転防止を目的にAIドライブレコーダーの導入を検討。各種ソリューションを比較した結果、眠気検知の精度に加え、検知結果を安全活動に結び付ける運用の拡張性を評価し、「ナウト」の採用を決定した。

トヨタ輸送は、「ナウト」の活用により、覚醒低下運転の未然防止を推進するとともに、以下の取り組みを段階的に強化していく。

具体的には、覚醒低下(眠気)兆候の早期把握と未然防止。眠気兆候を含むリスクを早期に捉え、事故の未然防止につなげる。また、眠気以外の検知結果も含めた「傾向値」を活用。眠気はもちろん、わき見等の眠気以外の検知結果についても、個別事象の確認に留まらず、時間帯・条件・発生傾向などの傾向値を踏まえた分析を行う。

さらに、乗務員への指導・教育への接続(方法は検討中)。分析した傾向をもとに、乗務員への指導・教育に役立て、より実効性の高い再発防止・未然防止につなげていく方針だ。

Nauto(ナウト)は、2015年に米シリコンバレーで設立。Nautoは、世界で初めてAIドライブレコーダーを実用化した企業として、最先端の予測AIにより危険運転をリアルタイムで検知・警告し、運転行動そのものの改善までを支援する安全運行管理ソリューションを提供している。

高精度なAIによって、わき見やながらスマホ、居眠りに至る前段階の兆候を捉え、事故削減と運行管理の効率化を同時に実現。日本国内でも700社以上の企業に導入され、安全運行管理の高度化と企業価値の向上に貢献している。

トヨタ輸送株式会社は、トヨタ自動車の輸送部門が分離独立し1952年12月25日に設立(旧社名:トヨタ陸送、1967年に現社名へ改称)された、自動車物流を中核とする企業だ。

主力の「車両輸送事業」では、トヨタ自動車の新車輸送をはじめ、海外メーカー・国内他メーカーの新車、輸入車、中古車等の幅広い車両を取り扱い、陸上・海上輸送を組み合わせた総合物流ネットワークで全国へ輸送している。

車両輸送の取扱台数は年間377万台(2024年度実績)と国内トップクラスで、全国50拠点以上の事業所網を通じて安定したサービス提供体制を構築している。また、車両輸送に加え、新車周辺事業、部品事業、整備・警備等の自動車関連業務にも取り組み、サプライチェーン全体の品質・安全・効率の向上に貢献している。

《森脇稔》

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