ミネベアミツミとサンケン電気、パワーモジュール市場で生産協業と共同開発へ…2027年度量産開始めざす

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ミネベアミツミの連結子会社であるミネベアパワーデバイスとサンケン電気は、民生品および産業品向けインテリジェントパワーモジュール市場において、後工程の生産協業および共同製品開発に関する技術提携を行うことで合意した。

脱炭素社会への貢献が期待されるパワーモジュールは、電力の高効率変換を担う重要部品として世界的に需要が拡大している。市場では多数のパワー半導体メーカーとの競争が激化しており、開発期間の短縮と安定的な製品供給体制の構築、より競争力のあるソリューションの提供が求められている。

今回の協業は、両社リソースを相互に活用することで投資効率を最大化し、世界的な需要拡大が見込まれるパワーモジュールの需要変動に対するリスクを低減するとともに、国際競争力を強化することを目的としている。

協業の第一段階として、パワーモジュールの後工程生産において協力体制を構築する。両社の生産拠点や生産設備等を相互に活用することで安定供給体制の強化を図り、2027年度の量産開始を目標に、後工程生産ラインをミネベアパワーデバイス原町工場(福島県南相馬市)内に新設する。

さらに、両社が保有する設備、長年培ってきた前工程チップならびに後工程パッケージに関する技術的知見など、それぞれの強みを持ち寄り、市場で優れた競争力を持つ製品の共同開発を推進する。

両社は本協業を通じ、開発期間を短縮し、高品質かつコスト競争力に優れたパワーモジュールを、これまで以上に顧客へ迅速かつ安定的に届けできる体制を構築する。

サンケン電気は、2024年中期経営計画において3つの利益改善レバーによる収益性の向上を図ることとしており、社外との協業推進は中計達成に向けた重要な取り組みと考えている。今回の協業を通じ、主力事業であるパワーモジュール生産の安定供給体制が構築され、リソース共用による原価低減効果や技術面のシナジーも相まって、パワーモジュール製品の競争力がより一層強化されるものと期待している。

ミネベアパワーデバイスは、今回の協業を通じて、民生・産業市場向けパワーモジュール製品のポートフォリオを拡充し、顧客のより多くの要望に応えられる事業へと拡大していく。これまで鉄道や電力分野で積み上げてきた前工程チップ技術を活用し、顧客への付加価値を高めた製品の提供につなげるとともに、発展する脱炭素社会やエネルギー社会に貢献する。

《森脇稔》

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