マルチスズキの新型SUV『ビクトリス』、新型『アクロス』として世界展開…トヨタRAV4のOEMから変更

マルチスズキが新型SUVのビクトリスを新型アクロスとして輸出開始
マルチスズキが新型SUVのビクトリスを新型アクロスとして輸出開始全 6 枚

スズキのインド子会社のマルチスズキは、新型SUV『ビクトリス』の輸出を開始したと発表した。

【画像】スズキ・アクロス 新型

ムンドラ港とピパバブ港から450台以上が世界市場に向けて出荷された。このSUVは世界市場では『アクロス』新型として販売される。現行アクロスはトヨタ『RAV4 PHV』(先代)のOEMだが、新型アクロスはスズキ製に切り替わる。

ビクトリスは100以上の国と地域への輸出が計画されており、主要な輸出先はラテンアメリカ、中東、アフリカとなる。マルチスズキの竹内寿志CEO兼マネージングディレクターは「マルチスズキの輸出は『メイク・イン・インディア、メイク・フォー・ザ・ワールド』というビジョンに導かれている」と述べた。

2025年暦年にはマルチスズキは39万台以上を輸出し、5年連続でインド乗用車輸出台数首位となった。同年は初の電気自動車『eビターラ』の輸出開始により、欧州市場への再参入も果たした。竹内寿志CEOは「2020年から2025年の5年間で、インドの乗用車輸出全体が1.43倍の成長だったのに対し、マルチスズキの輸出は4.67倍に成長した」と強調した。

ビクトリスは2025年9月にインド国内で発表された。ラップアラウンドデザイン、洗練されたインテリア、若いインド人向けの「Got it All」機能を備え、高い人気を獲得している。ビクトリスのパワートレインは、1.5Lエンジンのマイルドハイブリッド、ストロングハイブリッド、CNGの3種類から選択可能。マイルドハイブリッド、ストロングハイブリッド仕様は、合弁会社TDS Lithium-Ion Battery Gujarat Private Limited(TDSG)で生産するリチウムイオン電池を使用する。CNG仕様は、スズキとして初めて、CNGタンクをボディの下に配置するアンダーボディータンクレイアウトを採用し、広いラゲッジスペースを確保した。

同モデルはグローバルNCAPとバーラトNCAPの両方で5つ星安全評価を取得し、世界水準の安全性能を実証した。また、ジャパンモビリティショー2025でも国際的な観客に披露された。インド製SUVとして優れた性能と魅力が評価され、インディアン・カー・オブ・ザ・イヤー2026も受賞している。

《森脇稔》

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