降雪時や凍結路では、通常の路面とは異なる運転操作が求められる。国土交通省や警察関係機関は、雪道での事故原因として、スリップ時の不適切な操作が多いとし、具体的な回避行動を示している。
雪道で最も多いのは、発進時のタイヤ空転だ。信号待ち後や坂道でアクセルを強く踏み込むと、タイヤが空転し車両が制御不能となる。発進時はアクセルを軽く踏み、車をゆっくり動かすことが基本だ。空転した場合は、踏み続けず一度アクセルを戻すことが重要。
次に多いのが、減速や停止時のスリップだ。雪道では制動距離が大幅に伸びるため、交差点や渋滞末尾では早めの減速が欠かせない。ブレーキは弱く長くかけるのが原則で、アンチロックブレーキシステムが作動した場合は、踏み続けることが推奨されている。
カーブや右左折時の横滑りも注意が必要だ。進入時の速度が高いと、ハンドル操作にタイヤが追従できず横滑りを起こす。カーブ手前で充分に減速し、滑り始めた場合は急な操作を避け、行きたい方向を見ながらハンドルを戻すことが基本とされる。
下り坂ではスリップが連続しやすい。フットブレーキに頼らず、エンジンブレーキを活用することで、タイヤの負担を減らせる。車間距離も通常より大きく取ること。
スリップ時に共通する重要なポイントは、慌てて操作を加えないことだ。アクセル、ブレーキ、ハンドル操作を一度抑え、タイヤが再び路面を捉えるのを待つ冷静な判断が、事故回避につながるという。
公的機関は、四輪駆動車やスタッドレスタイヤ装着車、電子制御搭載車であっても、雪道では限界があるとして、基本操作の徹底を呼びかけている。
◆まとめ:実践用チェック
発進:アクセルは踏まない
減速:早めに、長く
カーブ:手前で減速、急操作しない
スリップ時:操作を止め、視線を前へ
下り坂:エンジンブレーキを使う
雪道での運転(イメージ)
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