いすゞのEVトラック『エルフミオEV』、山梨県内企業で初導入へ…鉄鋼商社アイ・テック

アイ・テックの甲府支店が山梨県内で初となるいすゞのEVトラック『エルフミオEV』導入
アイ・テックの甲府支店が山梨県内で初となるいすゞのEVトラック『エルフミオEV』導入全 1 枚

鉄鋼商社のアイ・テックは、甲府支店において山梨県内で初となるEVトラック『エルフミオEV』(普通免許対応の車両)平ボデー車を導入し、2月9日より営業活動に使用する。2月5日に甲府支店で納車式を実施する予定だ。

今回の導入は、国土交通省が公募していた物流脱炭素化促進事業の採用事業の一環として実施される。同事業では、甲府支店の工場屋根上に太陽光発電設備を新設し、支店内に蓄電池とEV充電スタンドも別途新設する。

アイ・テックは1923年にスクラップ業者として創業し、2023年に創業100周年を迎えた。「どこにでもあるを、未来にも。」をスローガンに、メーカーとユーザーを繋ぐ鉄鋼商社として事業を展開している。

同社は4つの岸壁工場を持ち、鉄鋼メーカーからの鋼材の大量輸送を海上輸送化することで脱炭素に取り組んできた。2023年には静岡県の清水工場において太陽光発電パネルや蓄電池、EVトラック、充電機器の導入を行い、CO2排出量の削減を図っている。

2024年には愛知県の鉄鋼メーカーから岩手県にある同社工場への鋼材輸送を、運送業者および製造業者と協議会を結成し、鉄道コンテナ輸送へ切り替えることでCO2の削減に取り組んだ。

今回導入されるEVトラックは、いすゞ自動車製のエルフミオEVで、最大積載量は1tとなる。甲府支店管轄エリア内の鋼材運搬、納品やその他営業活動に使用される。

トラックのデザインは甲府支店の社員全員から募集し、それぞれの伝えたい思いを掛け合わせて決定した。「太陽の力で鉄を社会に届けるITEC」という言葉に、自社太陽光発電設備で発電された電気で走っていることや、CO2排出量がゼロであることを知ってもらいたいという思いを込めている。

EV充電スタンドは新電元工業製で、充電時間は60分、出力電力範囲は0から50kWとなる。甲府支店で導入するEVトラックの充電のほか、来客時のEV車両充電にも使用される。

太陽光パネルは京セラ製で176枚を設置し、年間予想発電電力量は8万4343kWhとなる。蓄電池はファーウェイ製で蓄電電力量は193.5kWhで、太陽光発電設備で発電した電力の蓄電やBCP対策として停電発生時の電気供給に使用される。

同社は今後も全国35拠点で脱炭素をはじめとした新たな社会貢献活動に取り組んでいくことを検討している。

《森脇稔》

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