JCBや三井住友カードら、佐賀県唐津市の高速バス・離島航路にタッチ決済導入…実証実験開始

都市間高速バス「からつ号」
都市間高速バス「からつ号」全 5 枚

JCB、三井住友カード、唐津市らは2月3日、国土交通省の令和7年度「日本版MaaS推進・支援事業」の採用を受け、stera transit 唐津市MaaS推進事業における実証実験を開始した。

【画像全5枚】

本実証実験では、三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用し、昭和自動車が運行する都市間高速バス「からつ号」および佐賀玄海漁業協同組合が運航する高島航路「ドリームラインたかしま」へのクレジットカード等のタッチ決済による乗車サービスを導入する。対応ブランドはVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯となる。

唐津市では、高齢化や生産年齢人口の減少を背景に、地域公共交通の維持が大きな課題となっている。また、買い物や通院等日常の移動手段の60%以上を自家用車が占める地域特性から、免許返納後の外出機会減少が懸念されており、移動手段の利便性向上が必要とされている。観光客増加により自家用車なしで移動できる環境整備が求められており、公共交通を利用した二次交通の充実が課題となっている。

実証実験では、総合交通アプリ「Pass Case」で「からつ号×ドリームラインたかしま2日間乗り放題券」を販売する。企画券を購入した利用者は、Pass Caseで登録したクレジットカード等を専用端末にかざすだけで、そのまま交通機関への乗車・乗船が可能となる。販売期間は2月3日9時から3月12日まで、利用期間は2月3日9時から3月13日のうち連続する2日間となる。

stera transitでは乗降データに加え、三井住友カードが保有する利用者の属性データ・購買データを掛け合わせることにより、公共交通機関をどのような人がどのような目的で利用しているのか、実データに基づいて把握することが可能となる。昭和自動車および佐賀玄海漁業協同組合は、実証実験でのデータを収集することで、地域生活者に対する公共交通サービスの向上に貢献する。移動・消費データの分析結果はレポートとして唐津市と連携しながら政策検討を進め、地域交通の活性化に向けた取り組みを推進していく。

タッチ決済は、国内外で展開されている国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法である。対応の端末にタッチ決済対応のカードまたはカードが設定されたスマートフォン等をかざすだけで、サインも暗証番号の入力も不要でスピーディーかつ安心・安全に支払いが完了する。

《森脇稔》

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