東京建物と三井物産都市開発、千葉県船橋市に冷凍・冷蔵物流施設着工…2027年10月竣工予定

T-LOGI船橋南海神 外観イメージ
T-LOGI船橋南海神 外観イメージ全 1 枚

東京建物と三井物産都市開発は、千葉県船橋市にマルチテナント型冷凍・冷蔵物流施設「T-LOGI船橋南海神」を着工したと発表した。竣工は2027年10月を予定している。

冷凍・冷蔵物流施設はこれまで荷主企業による自社所有開発が主流となっており、一般的なドライタイプの物流施設と比較すると賃貸型施設の開発例が少ない状況だ。一方、冷凍食品を中心とした食品系ECの伸長や老朽化した自用の冷凍・冷蔵物流施設における設備更新費用の高騰、物流効率化を目的としたコールドチェーンネットワークの再構築などを背景に、消費地である都心部に近接した立地を中心とした冷凍・冷蔵物流施設の賃貸ニーズが今後一層高まると考えられている。

東京建物と三井物産都市開発では、こうしたニーズに応えるため、引き続き、冷凍・冷蔵物流施設を含む賃貸物流施設開発事業を強化・拡充している。

本物件は、京葉道路「船橋IC」から約0.6km、東関東自動車道路「湾岸市川IC」から約4.6kmに位置し、東京都心から約20km圏という、消費地である都市部への短時間配送が求められる物流ニーズに適合した交通条件を備えている。複数高速道路を使い分けられる交通利便性により、都心配送向け食品保管ニーズをはじめとする都市近接型物流と首都圏全域への広域配送の双方に対応できる優れた立地特性を有している。

また、本物件は、人口約65万人を擁する船橋市に立地しており、テナント企業の雇用確保においても、有利な立地だ。

本物件は、延床面積約3100坪の保管効率に優れたBOX型冷凍・冷蔵倉庫として、1・2階に温度可変式(-25℃~+5℃)の倉庫を採用している。冷凍・チルド・生鮮など幅広い商材の保管に対応し、多様な事業者の高度なニーズに応える。

バースには12基のシェルターを設置し、そのうち3基には外気遮断性が高いエアシェルターを採用することで、荷役時の温度変動リスク低減と衛生性の確保を図る。また、垂直搬送機2基と荷物用エレベーター1基を配置し、館内の荷物移動効率を向上させ、ピーク時の作業負荷軽減に寄与する。

従業員向け休憩室を3階に整備し、働きやすい就業環境にも配慮した施設計画としている。

本物件の冷凍・冷蔵設備には、電力使用量の抑制が期待できる自然冷媒(CO2)方式を採用し、テナント企業の電気料金削減および環境負担低減に寄与する。

また、本物件では、他のT-LOGIシリーズと同様に、屋上に設置した太陽光パネルにより発電された電力を商用電力と併せて施設内で自家消費する予定だ。自家発電・自家消費の仕組みにより、環境に配慮した施設の証である「CASBEE」Aランクを取得予定である。

《森脇稔》

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