部品メーカーから整備工場の“伴走者”へ、アイシンの「故障診断機」と「Amazonとの連携」…IAAE 2026

部品メーカーから整備工場の“伴走者”へー。アイシンが初披露した「新型故障診断機」と「Amazonとの連携サービス」…IAAE2026
部品メーカーから整備工場の“伴走者”へー。アイシンが初披露した「新型故障診断機」と「Amazonとの連携サービス」…IAAE2026全 4 枚

株式会社アイシン(本社:愛知県刈谷市/吉田守孝取締役社長)は、2026年2月12日~14日まで東京ビッグサイトで開催中の『第23回 国際オートアフターマーケットEXPO(IAAE2026)』に出展し、新型の故障診断機やAmazonとの連携サービスなどを初披露した。

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アイシンと言えば、2024年に新タイヤブランド「AITERRA(アイテラ)」を始めとする自動車アフターマーケット向け新製品群80品目の発表を皮切りに、2025年は利便性を追求したホイールアライメントテスターやプロ仕様のジャンプスターターを世界初披露。業界に「地殻変動」とも言えるインパクトを与え、ここ数年、常に話題を集めていることはご存じの通りかと思う。


そんな中で、今回のIAAE2026で初披露となった「新型汎用診断機」「Amazonと連携した新サービス」も従来の「部品サプライヤー」という枠を超え、整備現場の困りごとに深く寄り添う「トータルパーツ&サービスプロバイダー」を目指す同社の姿勢が改めて鮮明となる展示となっていたのでご紹介したい。

整備現場の「使いやすさ」を追求した新型故障診断機

アイシンがなぜ、競合がひしめく診断機という領域に踏み込んだのか。そこには、現場の目線に立った着実なステップがあった。担当者によると「弊社はホイールアライメントテスターやエーミング(先進安全装置の校正)を含め、整備のすべてを一貫して賄える体制を目指しています。汎用診断機の市場が成熟する中で、一歩ずつ着実にステップを踏み、足りないピースを埋めるための投入となりました」と話す。

アイシン製故障診断機の最大の特徴は「整備士免許を持つ開発スタッフ」が現場に近い視点で意見を出し合い、設計している点にあるという。単なる多機能化ではなく、整備士にとって「手に届きやすい、使いやすいものは何か」を徹底的に追求しているとのことだ。故障診断機の中では後発であることを逆手に取り、市場のフィードバックを積み上げ、改良を続けていく姿勢も示した。なお今後のリリース等については、フィードバックを積み上げた後、ユーザーが「これなら手に入れたい」と思える価格体系と仕様のバランスを模索していくという。


業界初!Amazonとの連携がもたらす新たな可能性

アイシンの今回の展示の中で、故障診断機同様に大きな注目を集めたのが、Amazonとの連携による新サービスの発表だ。


今回のサービスの最大の狙いは「小口配送」と「在庫負担の軽減」だ。担当者によれば「従来の商流ではロット単位での購入が、事業者によっては負担になることもありましたが、Amazonを活用することで、必要なものを必要な時に1点からでも調達可能になります。これは1日に何度も配送を行う地域密着型の部品商と、在庫・物流に強みを持つAmazonという“部品商にとっての新たな選択肢を増やす”ことが本質です」と話す。サプライヤーであるアイシンとECプラットフォーマーのAmazonとの連携で、どのような化学反応が起きるのか。今後の動きに注目したい。

アイシンが目指す「トータルパーツ&サービスプロバイダー」

アイシンは近年、パワートレインなどの従来のコアコンポーネント供給に加え、整備機器、ケミカル、タイヤ、バッテリーまでを網羅し、顧客の困りごとに寄り添うという「トータルパーツ&サービスプロバイダー」戦略を加速させている。その根底にあるのは、車両のライフサイクル全体を見据え、整備現場やエンドユーザーが真に求めるものを「良品廉価」で提供するという強い意志だ。

今回のIAAE2026での発表は、その戦略が「モノ(部品・機器)」から「コト(診断・サービス)」へとさらに進化を遂げたことを象徴していた。今後もアイシンの自動車アフターマーケット戦略と動向からは目が離せない。

部品メーカーから整備工場の“伴走者”へー。アイシンが初披露した「新型故障診断機」と「Amazonとの連携サービス」…IAAE2026

《カーケアプラス編集部》

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