ヴァレオは2月12日、同社の革新的なクロス・リアリティ(XR)ゲーム体験が、ルノーの新型SUV『フィランテ』に搭載されると発表した。
今回の採用は、高度な車両認識機能とソフトウェア能力を、豊かで差異化された車内体験へと転換するというヴァレオの戦略における重要な一歩となる。
2024年に米オースティンで開催されたサウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)で「ヴァレオ・レーサー」コンセプトとして初公開された「R:Racing」は、既存の車両センサー、カメラ、コンピューティング・ハードウェアとソフトウェア・インテリジェンスを活用した、量産車に完全に統合された世界初のXRゲーミングだ。
ルノーの新型SUV『フィランテ』に搭載されるヴァレオのXRゲーム
リアルタイムの車両データとライブの環境認識を使用することで、システムは仮想のゲームプレイを現実の世界とシームレスに融合させ、乗員に没入感のある動きと同期したゲーム体験を提供する。リアルワールドの環境を背景として利用することで、一回一回のプレイがユニークな体験へと変わる。
もう一つの大きな利点は、動きと同期していない従来のコンテンツと比較して、乗り物酔いの感覚が大幅に改善されることだ。
ルノー・フィランテへのXRゲーミングの統合は、ソフトウェア・ディファインド・ビークル(SDV)アーキテクチャがいかに従来の自動車機能を超えた新しい価値を引き出せるかを象徴している。
ヴァレオの高度な認識技術に基づいて構築されたこのシステムは、すでに搭載されているハードウェアを利用しており、最高水準の安全性と快適性を維持しながら、拡張性とコスト効率に優れたイノベーションを提供するヴァレオの能力を示している。
ルノー・フィランテ韓国で開発・生産されるフィランテは、高価値市場におけるルノーグループの刷新された国際戦略を代表するモデルだ。この大胆なクロスオーバーは、先進的なコネクティビティ、プレミアムなインテリアデザインとデジタルユーザー体験への強いこだわりを備えており、ヴァレオのゲーム機能が量産車でデビューする理想的なプラットフォームとなっている。
「R:Racing」はまた、近年ヴァレオが提示してきたモビリティの広範なビジョン、すなわちインテリジェントでアップデート可能なデジタルプラットフォームへと進化する車両を反映している。
リアルタイムデータ、AIとセンサーフュージョンを活用することで、ヴァレオは既存の車両システムのポテンシャルを最大限に引き出しながら、次世代のコクピット体験の形成に向けて役割を拡大し続けている。
今回の新型車への搭載は、自動車工学、ソフトウェアと没入型テクノロジーが融合する領域におけるヴァレオの地位をさらに確固たるものにする。また、革新的で市場投入の準備が整ったソリューションを通じて、世界中の自動車メーカーの差異化を支援するヴァレオの実力を示すもの、としている。




