「パルサー・ヨーロッパ」は新時代の小型車をめざした日産の決意表明だった【懐かしのカーカタログ】

日産 パルサー(初代・1978年)当時のカタログ
日産 パルサー(初代・1978年)当時のカタログ全 13 枚

初代『パルサー』が登場したのは1978年5月。それまでの、日産初のエンジン横置きFWD車として初代が登場した『チェリー』の後継車の位置づけのモデルだった。

【画像全13枚】

コピーに使われた「パルサー・ヨーロッパ」は、すでに小型車の主流だった、いわゆるFF・2ボックス市場に打って出る決意表明のようなもの。当時の広告では『ミニ』『アルファ スッド』『ゴルフ』『シトロエン GX』『ルノー 5』らを従えた写真が使われた。


            日産 パルサー(初代・1978年)当時のカタログ          日産 パルサー(初代・1978年)当時のカタログ

最初に登場したのは4ドア(“セダン”と呼ばれた)で、追って2ドアハッチバックとクーペが登場。さらに登場翌年には4ドアハッチバックを追加、その後、4ドアセダンはカタログから落とされている。

スタイリングは直線基調のスッキリとしたもの。クーペは先代に当たる「チェリー・クーペ」のイメージを受け継ぐリアのパノラマウインドゥを特徴とした。


            日産 パルサー(初代・1978年)当時のカタログ          日産 パルサー(初代・1978年)当時のカタログ

インテリアはFWD車らしくセンターコンソールを独立式とし、前席足元を広くとり、ハッチバックでは、多彩な使い方が可能なシートアレンジなども紹介している。

当初設定された搭載エンジンは1.4リットル(A14S)と1.2リットル(A12AS)で、1.4にはEGI仕様も設定された。1.4リットルには自動変速ギヤのニッサンスポーツマチックが組み合わせられた。


            日産 パルサー(初代・1978年)当時のカタログ          日産 パルサー(初代・1978年)当時のカタログ

1.4リットル(と1.2リットルの上位グレード)には、当時の5代目『スカイライン』同様の水平ゼロ指針メーターが採用された。サスペンションはリアがトレーリングアーム式の4輪独立式。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ23車種、ガソリンが漏れるおそれ…6月掲載のリコール記事まとめ
  2. スズキ『カプチーノ』復活の可能性!…軽規格を維持、FRレイアウトも継承か
  3. ホンダ23車種・3364台をリコール 低圧燃料ポンプ交換作業に不備
  4. ヤマハの原付電動スクーター『JOG E』全国発売へ、本体のみなら約16万円で買える
  5. 発表秒読み?…ホンダ『フィット』7月改良、4グレード構成に刷新か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ◆終了◆6/25 次のステップを模索する中国自動車メーカーの戦略を俯瞰する
  2. ボッシュ日本、2025年度の売上高4600億円で4年連続最高記録を更新…ADAS・SDV強化が成長を牽引
  3. BMW工場にヒューマノイド「Figure 03」導入…フィジカルAIで全身協調制御
  4. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
  5. バックミラーは「銀座4丁目」だった…電子ミラー最大手「ジェンテックス」が握る車内センシングの主導権
ランキングをもっと見る