アバルト695Cが別物に!? カロッツェリアTS-Z900PRSで“フロント3ウェイ”を最短導入した方法[car audio newcomer]by サウンドステーション クァンタム 後編

アバルト695Cが別物に!? カロッツェリアTS-Z900PRSで“フロント3ウェイ”を最短導入した方法[car audio newcomer]by サウンドステーション クァンタム 後編
アバルト695Cが別物に!? カロッツェリアTS-Z900PRSで“フロント3ウェイ”を最短導入した方法[car audio newcomer]by サウンドステーション クァンタム 後編全 10 枚

アバルト『695C』にカロッツェリアTS-Z900PRSを装着。茨城のサウンドステーション クァンタムで調整し、初のフロント3ウェイに満足した。

【画像全10枚】

フロント3ウェイスピーカーとしてカロッツェリアのTS-Z900PRSを愛車のアバルト695Cに取り付けることにした飯塚さん。初の3ウェイスピーカーを茨城県のサウンドステーション クァンタムで取り付けと調整まで実施し、その完成サウンドに高い満足感を得ている。

◆3ウェイをシンプルに導入。CSTドライバーはAピラー加工で装着

高音質カーナビのサイバーナビXシリーズ導入をきっかけに、音の変化を実感した飯塚さんはフロントスピーカーにTS-Z900PRSを選んだ。ツイーターとミッドレンジを同軸に組んだCSTドライバーを備えるこのスピーカーは、比較的コンパクトにフロント3ウェイを構築できる点も魅力だ。以前から3ウェイシステムを体験したいと思っていた飯塚さんにとって、まさに理想的な選択肢となった。

システムは既存のサイバーナビXシリーズを中心に構成。カーナビの内蔵アンプでスピーカーをドライブし、スピーカー付属のパッシブネットワークを用いることで外部アンプや追加DSPなしでも3ウェイ化を実現した。最小限の機材でTS-Z900PRSの世界観に触れられる、導入ハードルの低い組み立てと言える。

CSTドライバーはやや大型ユニットのため、取り付けには加工が前提となる。そこでインストールは製作ショップのクァンタムに相談し、Aピラー加工を含めたプランを詰めていった。

「Aピラーは加工を前提にして、ミッドバスはドアへインナーバッフルで取り付けることにしました。インストールデザインはお任せでしたが、オーダーは“とにかく良い音にして欲しい”の一点です」

◆センター定位が決まる。内蔵DSP調整で“スピーカー感”を消す

ほどなくしてクァンタムによるTS-Z900PRSの取り付けが完成。カロッツェリアのスピーカーをカロッツェリアのサイバーナビで鳴らすという“ブランド統一”も、飯塚さんのこだわりのひとつだった。そして完成したシステムを試聴する。

「最初に聴いた瞬間の感想は“やばい!”でした。ボーカルがセンターでピタッと歌い、フォーカスの整った音がとにかく気持ちいい。中高域も刺さる感じがなく、やわらかなニュアンスがあるのが気に入っています。ツイーターにありがちなキンキン感もなく、自然なサウンドに仕上がっていました。全体がしっとりした音で好みど真ん中です」

さらに印象的だったのは、音が空間から立ち上がるように感じられた点だ。

「自然な中域再生もこのクルマの良いところだと感じました。しかもミッドバスをはじめ各スピーカーが存在感を主張しないのも良い。音がスピーカーから出ている感覚が薄く、空間に音が浮かび上がる感じが新鮮でした。プロの調整で音がここまで進化するのかと驚きました」

◆次は外部アンプとDSPへ。マルチ化でTS-Z900PRSを極める

高音質カーナビに続き、3ウェイスピーカー投入まで矢継ぎ早にシステムアップを進めてきた飯塚さん。今回のスピーカー交換で手応えを得たことで、すでに次の進化も計画中だ。

「次の目標は外部アンプとDSPの導入です。TS-Z900PRSのパッシブネットワークを使わずマルチアンプ化すれば、このスピーカーはもっと良くなるはず。そのためにDSPとアンプを追加したいんです。さらに聴き込んで低音が物足りなければ、サブウーファー追加も考えています。そこまでをひとまずの完成形としてプランを練っています」

飯塚さんが目指すのは、エンジン音とも共存できてドライブを邪魔しないナチュラルなサウンド。

「ドンシャリ傾向ではなく、あくまでナチュラルサウンドを求めていきます。デッドニングもやりすぎないようにしたい。走行中は車外の音も常に感じていたいからです」

“魅せるオーディオ”から“自分のための音質追求型システム”へ。現代的なユニット選びとシンプルな導入から始め、さらに高音質を狙うフェーズに入った。

「インストールと調整を通じてクァンタムの腕の確かさを感じました。カロッツェリア製品の知識も豊富で、ユニットを生かした取り付けとサウンド調整を任せられるショップだと思います。この世界のオーソリティだと感じさせる仕上がりです」

アウトプットされるサウンドとインストールの完成度から、プロショップへの信頼はさらに強まった。これからもショップと二人三脚で、大好きなカーオーディオを進化させていく予定だ。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後、出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務し、独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がける。カーオーディオ雑誌の編集長も請け負い、現在もカーオーディオを中心に執筆活動中。

《土田康弘》

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