JVCケンウッド、ヘルスケア事業から撤退…医用モニター生産終了へ

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JVCケンウッドは、セーフティ&セキュリティ分野の業務用システム事業におけるヘルスケア事業からの撤退を決定したと発表した。

同社は2013年の医用市場への参入以降、医用画像表示モニターや手術室映像システムソリューションの提供、新医療事業などを展開してきた。しかし、主要取引先の撤退による売上高の減少や、競合の台頭、原材料価格の高騰により、本事業の業績は厳しい状況が続いていた。

今期が最終年度となる中期経営計画「VISION2025」では、成長性と資本効率性を指標とした事業ポートフォリオの再定義を掲げ、本事業を再構築事業に位置付けていた。新医療事業を事業譲渡するなど事業改革を進めてきたが、収益性の改善および将来的な成長の見通しが立たないことから、総合的に判断して本事業からの撤退を決定した。

この撤退により、「VISION2025」で再構築事業として掲げた事業の構造改革は概ね完了することとなる。

医用画像表示モニターなどの生産・販売終了については、対象製品は医用画像表示モニター、サージカルモニター、タッチパネル液晶モニターで、製造拠点は株式会社JVCケンウッド長岡(新潟県長岡市)となる。スケジュールは2026年9月末に生産終了、2026年12月末に販売終了、2031年12月末に保守サポート終了を予定している。

また、2018年に連結子会社化した手術室映像システムソリューションの開発・販売などを手がけるドイツのRein Medical社の全株式を、欧州地域の医療機器メーカーへの投資を進めているチェコのReinsberg社へ譲渡する株式譲渡契約を締結し、1月30日に株式譲渡を完了した。今後、Rein Medical社は、Reinsberg社の傘下で、引き続き手術室映像システムソリューションを中心とした事業を展開していく予定である。

《森脇稔》

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