住友電気工業(住友電工)は、3月2日から5日までスペイン・バルセロナで開催される世界最大規模のモバイル通信展示会「MWC 2026」に出展する。
次世代の通信技術として高速大容量ミリ波通信システムおよびオール光ネットワークトランシーバを展示する。
MWCは移動体通信事業者等で構成される業界団体GSMAが主催し、世界中のモバイル通信事業者や機器メーカーが集結する注目イベント。毎年10万人以上が来場し、最新技術や新たな市場動向が発信される。
住友電工は日本パビリオン内のブースにて、将来の通信インフラとなる6GやAPNに向けた革新的なソリューションを展示する。具体的には、ミリ波を利用した分散アンテナシステム、産業用5GエッジAI端末、APNトランシーバを展示し、ライブデモンストレーションを実施する。
5Gミリ波対応分散アンテナシステムは、単一の基地局から高出力電波を放射する従来方式とは異なり、光ファイバーで信号を分散させ低出力で放射し、通信エリアを効率的に拡大するシステム。建物内や地下など電波が届きにくい場所でも大容量通信が可能になる。DAS子機のサイズが標準的なミリ波基地局の約10分の1と非常にコンパクトな点が特徴だ。
産業用5GエッジAI端末は、ミリ波による大容量通信、防塵防水性能に加え、AI機能を搭載している。工場や交通インフラのデータを収集し、端末でAI処理することで、低遅延なフィードバックやクラウドとの負荷分散を実現する。会場では高精細カメラの映像を独自の画像圧縮AIによりデータ量を80%程度低減し伝送するデモを行う。
APNは、従来光と電気変換を必要としていたネットワーク装置やデバイスをフォトニクスベースへ転換する技術。APNトランシーバは遠隔で波長制御が可能な25Gbpsトランシーバで、APNスプリッタを組み合わせることで経路切替を可能にする。モバイルフロントホールに適し、長距離、大容量、低遅延の通信とレジリエンス向上を実現する。会場ではレジリエンス向上を目的とした遠隔からのモバイルフロントホールの経路切替を行う。




