富士通、次世代プロセッサ「FUJITSU-MONAKA」など最先端AI・ネットワーク技術を披露へ…MWC 2026

富士通のブースイメージ
富士通のブースイメージ全 1 枚

富士通と、富士通グループでネットワーク事業を担う1FINITYは、3月2日から5日までスペインのバルセロナで開催される世界最大のコネクティビティ関連展示会「MWC 2026」に出展する。

「Intelligence in Motion」をテーマに、最先端のエンタープライズ向けAIソリューションとAI時代を支える最新のネットワークソリューションを紹介する。

本イベントでは、1FINITYの取り組みとして、AIの利活用を支えるモバイルおよび光のオープンネットワークインフラの最新ポートフォリオに加え、AIによるネットワーク構築や運用高度化ソリューション、ユースケースについてデモを交えて紹介する。

富士通のAIやコンピューティング領域における取り組みとしては、AI・HPC・量子コンピューティングを融合した次世代の材料開発、AIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi」のコア技術であるAIエージェント、高性能かつ省電力性を追求した次世代プロセッサ「FUJITSU-MONAKA」を紹介する。

「FUJITSU-MONAKA」は、最先端の2nm技術と「富岳」の技術を継承した富士通の独自設計により、AI推論やネットワーク処理などの多様なワークロードで高い電力効率と高性能を発揮するArmベースの次世代プロセッサだ。2027年の提供を目指し、NVIDIAおよびArrcusとの協業でAIを支えるグリーンなITインフラの実現を加速する。

テクノロジーエリアでは、量子コンピューティング、「FUJITSU-MONAKA」、AIエージェントなど、未来を拓く先端テクノロジーが集結する。量子コンピューティングでは、AI、HPC、量子コンピューティングの融合により、材料開発のための複雑な物性評価を効率的に実行可能とすることを目指す。従来は実験により膨大な時間とコストをかけて物性評価していた触媒探索の分野で、網羅的な探索の実現可能性を示す。

マルチAIエージェント連携技術では、複数企業にまたがるサプライチェーンを最適化し、調達業務を高度化する。また、セキュアエージェントゲートウェイが、異なるベンダーにより開発されたAIエージェント間のセキュアな情報共有を保証する。

フィールドサポートエージェントでは、AIエージェントが現場を支援し、ネットワーク企業を中心としたサービスデスク業務の効率化を実現する技術について、インタラクティブデモで体感できる。

Amalgamation AIは、少ない学習データと限られたGPUリソースから、価値あるAIアプリケーションを迅速に構築する。例えば、AIの専門知識がなくても画像認識タスクに最適なVLM(視覚言語モデル)を選択することができ、工場のモニタリング業務をはじめとする現場の生産性を飛躍的に向上させる。

ゴジラなりきり体験エリアでは、社会課題を起点とした富士通の事業モデル「Uvance」のオファリング「AI Technologies and Solutions」の、人の動きをリアルタイム・高精度にデータ化する骨格認識AIを用いて、日本が世界に誇る怪獣王ゴジラになりきる体験ができる。参加者は30秒間、グリーンスクリーンの前に立ち、ゴジラの動きを模倣すると、その動きが画面上でゴジラとして再生され、都市を破壊する映像が表示される。

同時に、災害対策時にも活用できる1FINITYのネットワーク技術の一つであるAI-RAN技術を使い、緊急時のRAN機能とAIアプリケーション間におけるGPUリソース最適化や、周辺モバイル端末へのタイムリーな警報発信といったユースケースを紹介する。本デモンストレーションを通じて、富士通と1FINITYの技術が人間のポテンシャルを強化し、より快適で安全かつ持続可能な社会を創出する想いをインタラクティブに体験できる。

1FINITYエリアでは、1FINITYが提供する最新のネットワークインフラソリューションを「AI-Ready Infrastructure」「Network Optimization」「AI-Driven Opportunities」の3つのゾーンで紹介する。

AI-Ready Infrastructure Zoneでは、増加を続けるAIデータトラフィックを支える最新のネットワークインフラ製品・サービスを紹介する。Open RANでは都市部向けの高容量Massive MIMOを含む最新のRadio Unitポートフォリオ、Open Transportではエッジ/アクセスからメトロ、長距離、次世代データセンター間接続までをカバーする光伝送製品や、低消費電力に寄与する液冷技術などを展示する。Arrcusでは、エッジからクラウドまで多種多様なプラットフォーム上で一元的に動作し、トラフィックの最適化、自動化、拡張性を特徴とするAIインフラを支えるArrcusの共通ネットワークOperating System「ArcOS」を中心としたネットワークソリューションを紹介する。

Network Optimization Zoneでは、AIを活用し、ネットワークの構築や運用を高度化・効率化するソリューション、サービスをデモを通して体感できる。AI Operationsでは、長年にわたるネットワーク運用とAI適用の経験に基づいた、マルチベンダー・マルチドメイン対応のネットワーク運用ソリューションを展示。Network Modernizationでは、既存ネットワークから最新技術への移行を支援し、リソース最適化やスケールアップ/ダウンによって変化する需要への柔軟な対応を可能とするモダナイゼーションサービスを紹介する。

AI-Driven Opportunities Zoneでは、AIとネットワークの融合による新しいビジネスモデルやユースケースを紹介する。AI-RANでは、骨格認識AIを用いたゴジラのなりきり体験に加え、AIアプリケーションとRANワークロードの共存を促進する、AI and RANのユースケースを中心に、NVIDIA社のGPUを活用したAI-RAN技術の最新状況やビジネスモデルのアイデアを紹介する。Private Wirelessでは、製造、流通など、多くの業種に対応したオールインワンのプライベートワイヤレスソリューションを展示する。

MWC Barcelona 2026は、2026年3月2日から3月5日まで、スペイン・バルセロナのFira Gran Viaで開催される。富士通・1FINITYブースは2G60(Hall 2)に設置される。

《森脇稔》

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