NECとAWS、AI活用で5G/6Gネットワーク構築を数時間に短縮…MWC 2026でデモへ

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NECは2月27日、6G/5Gコアネットワークの中核機能のユーザプレーンファンクション(UPF)の設計・構築・展開から運用監視までを、Agentic AIが自律的に運用する技術を実証したと発表した。

この研究の成果は、アマゾン ウェブ サービス(AWS)と連携して達成したもの。検証環境を基に構築したデモは、世界最大のモバイル関連展示会「MWC 2026」のAWSブース内で紹介する予定だ。

本実証は、NECが持つ通信キャリアネットワークに対する知見・経験を元に、AIエージェントを搭載した統合開発環境(IDE)およびコマンドラインインターフェース(CLI)を提供するAWSのAIツール「Kiro」を活用して実現した。

結果として、従来のネットワーク運用者による手動設定では数週間を要していたネットワーク設計から最初のサービス開通までの期間を、数時間へ大幅に短縮できることを確認した。さらに、AIツールによる、人手を介さない異常の検知、および自動復旧動作も確認しており、AWSのAIツールを活用したUPFの自動オーケストレーションが通信事業者における導入負荷の軽減と運用効率の向上、サービスの立ち上げの迅速化に貢献する。

従来のネットワークファンクションの構築・展開には、多数の手動設定作業と高度な専門知識が必要であり、通信事業者のネットワーク運用者の負担となっていた。また、手動による設定作業は人的エラーの原因となることもあり、障害発生時の原因特定や復旧を複雑化させる要因となっていた。これらは、サービス立ち上げの長期化や運用コストの増加につながる課題だった。

本取り組みにより、NECは複数の効果を実現した。具体的には、ネットワーク設計から最初のサービス開通までの期間を数週間から数時間へ短縮。手動作業の削減による人的エラー低減と運用品質の向上。AI活用により、高度な専門知識を持たない人材でも展開・運用が可能となり、人材不足への対応に貢献。通信事業者の迅速なサービス立ち上げと収益機会の最大化を支援する。

本取り組みは、将来的な6G時代に求められる自律的なネットワーク運用の実現における基盤技術として、重要な成果を残せたと考えている。NECは、今後より複雑化するネットワークに対して、ビジョンとして掲げる「AI Native」を前提とし、新たな技術に挑戦し続け、現在と将来における通信事業者が抱えうる課題を解決していく。

《森脇稔》

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