EVトラックが「動く電源」に、ヤマトモビリティとベルエナジーが提携

移動式電力インフラ
移動式電力インフラ全 5 枚

ヤマトモビリティ&Mfg.とベルエナジーは、持続可能な社会の実現に向けて、EVコンバージョントラックと最先端の電力制御技術を融合させた「移動式電力インフラ」の共同開発、運用実証、および事業化検討に関する覚書(MOU)を締結した。両社が2月24日発表した。

プロジェクトは、トラックの役割を「運ぶ」から「社会を動かすエネルギー拠点」へと進化させることをめざす。既存の車両定義に縛られない自由な発想で、移動手段としての価値に「電力インフラ」としての機能を統合し、生活圏の隅々までクリーンな電力を届ける。

移動式電力インフラの強みは3つある。第一に、排出ガスゼロで静粛性に優れたEVコンバージョントラックは、住宅街やオフィス街、深夜・早朝の現場など、あらゆる環境下で歓迎される存在となる。場所の制約を受けない「動く電源」として、社会の様々なシーンを支える。

第二に、環境負荷を抑えるEVコンバージョンをプラットフォームとし、高度なエネルギー供給機能を実装する。既存の車両資産を大切に使い切りながら、新たな価値を付与する、真に環境に貢献するアプローチである。

第三に、ベルエナジーが持つ高度な充給電管理技術により、多様な機器やシステムへ安全・最適に電力を提供する。エネルギーの「偏在」を解消し、社会のあらゆる場面で電力を自在に活用できる環境を創出する。

活用シーンは多岐にわたる。屋外イベント、建設・産業現場、映像制作現場等でのクリーンかつ静粛な臨時電源として機能するほか、停電時における避難所や地域拠点、福祉施設等への迅速な電力供給支援も可能だ。また、多様な電動機器や次世代モビリティへの、場所を選ばない電力供給スキームの構築も期待される。

《高木啓》

アクセスランキング

  1. ホンダ『WR-V』改良新型、インドで先行発表…新グリルとLEDで表情変化
  2. 日産『ノート』次期型、2027年12月発売か? 第3世代 e-POWER搭載へ
  3. ポルシェ『ミッションS』世界初公開、911を超える新型スーパースポーツに
  4. 【日産 エルグランド 新型試乗】クラスの基準を塗り替える、高級ミニバンとして隙のない完成度…諸星陽一
  5. テスラが本当の「空飛ぶクルマ」を作った、ロケット推進の新型『ロードスター』発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. 廃棄ガラスのフロート板ガラス水平リサイクルに成功、日本板硝子と板硝子協会が国内初実証
  3. 全ての体格に対応する後席用新型シートベルト、ZFが2025年央発売へ
  4. スカニア、中国で新事業開発組織「VNBC」設立…電動・自動運転輸送を加速へ
  5. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 欧州自動車産業の次の一手、欧州の現場で何が起きているのか~EV減速局面・SDV/AIへの移行・中国勢の浸透~
ランキングをもっと見る