ヤマトモビリティ&Mfg.とベルエナジーは、持続可能な社会の実現に向けて、EVコンバージョントラックと最先端の電力制御技術を融合させた「移動式電力インフラ」の共同開発、運用実証、および事業化検討に関する覚書(MOU)を締結した。両社が2月24日発表した。
プロジェクトは、トラックの役割を「運ぶ」から「社会を動かすエネルギー拠点」へと進化させることをめざす。既存の車両定義に縛られない自由な発想で、移動手段としての価値に「電力インフラ」としての機能を統合し、生活圏の隅々までクリーンな電力を届ける。
移動式電力インフラの強みは3つある。第一に、排出ガスゼロで静粛性に優れたEVコンバージョントラックは、住宅街やオフィス街、深夜・早朝の現場など、あらゆる環境下で歓迎される存在となる。場所の制約を受けない「動く電源」として、社会の様々なシーンを支える。
第二に、環境負荷を抑えるEVコンバージョンをプラットフォームとし、高度なエネルギー供給機能を実装する。既存の車両資産を大切に使い切りながら、新たな価値を付与する、真に環境に貢献するアプローチである。
第三に、ベルエナジーが持つ高度な充給電管理技術により、多様な機器やシステムへ安全・最適に電力を提供する。エネルギーの「偏在」を解消し、社会のあらゆる場面で電力を自在に活用できる環境を創出する。
活用シーンは多岐にわたる。屋外イベント、建設・産業現場、映像制作現場等でのクリーンかつ静粛な臨時電源として機能するほか、停電時における避難所や地域拠点、福祉施設等への迅速な電力供給支援も可能だ。また、多様な電動機器や次世代モビリティへの、場所を選ばない電力供給スキームの構築も期待される。



