ams OSRAMは、電気自動車のシャシー制御システム向けに設計された高解像度磁気位置センサーAS5173を発表した。
電気自動車は従来の内燃機関車両よりも重量が大きく、より高度なダンピングとシャシー制御システムが求められている。シャシー制御システムでは、空力効率を高めるための車高調整や、緊急回避時の素早いサスペンション調整など、正確な位置検出が性能、安全性、快適性の確保に不可欠となっている。
AS5173は、実績のあるAS5172をベースに、ノイズ低減フィルターを統合することで角度測定解像度を大幅に向上させた。これにより、電気自動車の乗り心地とエネルギー効率を高めるアクティブダンピングシステムに特に適した製品となっている。
AS5173はAEC-Q100 Grade 1認証を取得し、ASIL B安全基準に準拠しており、安全性が重視される自動車アプリケーションに適している。PSI5インターフェースにより、電子制御ユニット(ECU)への接続は2線式(電源とグランド)のみで済む。測定された角度位置は、電源ライン上の電流変調を介してECUに伝達される。これによりシステムのサイズ、重量、コストを削減しながら信頼性を向上させている。
コンパクトなシステムインパッケージ設計により、既存の車両アーキテクチャへのシームレスな統合が可能だ。AS5173は動作に10mTの磁束密度のみを必要とするため、希土類を使用しない弱い磁石や重希土類を使用しない磁石でも動作する。弱い磁石を使用しても、差動オンチップ測定アプローチにより磁気ストレイフィールドの影響を受けない。




