西武鉄道は、山口線(レオライナー)に導入する新型車両「L00系(れおけい)」第1編成の運行を3月27日に開始すると発表した。山口線では2025年度から2027年度にかけて、従来の8500系(全3編成)を新型のL00系に更新する予定だ。
●第2編成のデザインも決定
第1編成の外装は、プロ野球チーム「埼玉西武ライオンズ」をイメージしたデザインが採用されており、現在は運行開始に向けた走行試験や乗務員訓練が行なわれている。
また、2026年度に導入予定の第2編成のデザインも決定した。レオライナーの停車駅にある西武園ゆうえんちの夜空や花火、イルミネーションをイメージしたデザインとなり、同施設の華やかな雰囲気を表現するという。
西武L00系新型レオライナー・第2編成(イメージ)
●新型レオライナー「L00系」の概要
L00系は4両編成で、合計3編成12両を製作する。導入スケジュールは、2025年度に4両、2026年度に4両、2027年度に4両の予定。乗車定員は144人で、内訳は座席56人、立席88人。車両の製作は三菱重工業が担当する。
安全設備として、防犯カメラを各車両の車端部に2か所設置するほか、車側カメラを各車両に配置。さらに1号車と4号車にはドライブレコーダー、2号車と3号車にはホーム検知装置を備える。客室には、子ども向けの「kids SEAT」を1号車と4号車に設置し、2号車と3号車にはショーケースを設ける。また、バリアフリー対応として各車両に車いすスペースを1か所設置する。各車両の出入口上部にはLCD車内案内表示器を設置し、運行情報を表示する。
L00系新型レオライナー。ドアから一番遠い位置にあった優先席が、ドア側に移動運行開始に合わせて、L00系をモチーフとした関連グッズも発売する。フェイスタオルやアルミプレートなどを3月27日から販売する予定だ。
●新交通システム
山口線は、新交通システムと呼ばれる中規模の軌道系輸送機関である。コンクリート製の走行路に案内軌条(ガイドウェイ)を設け、ゴムタイヤを装着した車両が案内軌条に沿って走行する方式が特徴。
現在運行している8500系は、1985年の山口線新交通システム開業時に導入された車両だ。西武鉄道として初めてVVVFインバータ装置を採用した省エネ車両で、通勤・通学の利用に加え、ベルーナドームや西武園ゆうえんちへ向かう来場客の輸送を支えてきた。




