この不定期連載を始めたきっかけが、笹塚(東京都渋谷区)付近を散策中にぐうぜん見つけた京王電鉄京王線(本線)のガードだった。もちろん京王線の低いガードはそれだけではない。東京西郊、多摩地区にも低いガードはいくつかある。
まず京王線・平山城址~長沼間の平山城址駅寄り、東京都日野市・八王子市境付近にある、制限高さ1.8mのガードを紹介する。表示の1.8mに余裕はない。あっても2~3cm、誤差の範囲内だろう。
日産『サクラ』(全高1655mm)は通れるが、『ルークス』はFF(全高1785mm)ならギリギリ、4WD車(全高1805mm)だと難しい。ホンダ『N-BOX』はFF(全高1790mm)ならギリギリ、4WD車(全高1815mm)はやめた方が良い。ホンダでは『N-ワゴン』なら、いちばん車高の高い「カスタム・4WD」仕様(全高1725mm)でも、ゆっくり走ればまず安心だ。
線路は、多摩川支流浅川の右岸斜面を走っており、ガードは、浅川に向いて開いた谷の水を集めた水路にかかっている、あるいは、かかっていたらしい。
線路と並行する都道173号・北野街道を挟んで、山側の斜面の住宅地には細長い空き地が見られるが、雑草がしげっていて、現状は川があるように見えない。北野街道とガードの下も水路はなく、埋め立てられたか暗渠になっている。ガードの下は変哲もない生活道路だ。並行する道路との間で右左折しやすいように築堤が斜めに切り取られているので、最初から車両の通行に配慮されたか、後年改築された可能性もある。
京王線・平山城址公園~長沼間
ガードを抜けた道路が左折するところで、左折せずに直進方向に、道路の下から小さな流れが地表に現れる。そして民家の横を通り抜け、浅川から分水された平山用水にそそぐ。おそらくこの流路が日野市と八王子市との境界になっていると思われる。
ガードは北野街道から北西側へ、日野市側からは右折、八王子市側からは左折した入り口にある。信号や右左折レーンはないので、運転には注意。ガード下の道路の通行量はほとんどないが、幅が狭いので長時間の路上駐車はやめたい。
前述の水路脇に、車1台を停められるほどの空き地がある。どんつきには農業用水監視用の装置が設置されており、その向こうに平山用水の取水堰が見える。スペースは駐車場として用意されているのではなさそうだが、「水辺のある風景日野50選」という看板があるので、立ち入り禁止の場所ではない。
現地での駐車のめんどうを避けたければ、平山城址公園駅近くのコインパーキングに車を止めて、徒歩で行こう。駅前からの所要は7~8分だ。
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