関東平野、とか、武蔵野、とか聞くと平坦な土地を想像するが、局地的に見ればとうぜん凹凸はある。鉄道は道路と比べて勾配に弱いため、勾配の途中や斜面の途中において道路をまたぐ立体交差で、桁下クリアランスが妙に低いガードができることがある。
今回紹介するのは東京都調布市、京王線・仙川~つつじヶ丘間、つつじヶ丘駅から新宿方向へ400mほどの距離にあるガードだ。線路が入間川(いりまがわ。多摩川水系)を渡るために、谷の斜面で築堤になったところに設けられている。住所は調布市東つつじケ丘になる。
制限高さ表示は1.7m。防護ゲートの下で1.8mは充分にあり、表示に目をつぶって車で通り抜けるようとすると、三菱『デリカミニ』の2WD(全高1785mm)なら徐行すれば通れるが、ルーフレールをつけると(全高1800mm)ギリギリ、4WD(全高1815~1830mm)だとこするかもしれない。表示の1.7mに従うのがやはり無難だ。スバルの新型車、『トレイルシーカー』(全高1675mm)、トヨタの『RAV4』(全高1685~1695mm)あたりまでは通れる。
京王線・仙川~つつじヶ丘
車でのアプローチは国道20号・甲州街道から。ガード付近は住宅街で道幅も狭いので、現地に車を乗り付けるのは避けたい。つつじヶ丘駅付近のコインパーキングに止めて、徒歩で行くのがよい。北口・南口どちらからでも線路に沿って4~5分で着く。
おまけで紹介するのが、つつじヶ丘からこんどは京王八王子方向、柴崎とのほほ中間にあるガードだ。住所でいうと調布市西つつじケ丘と調布市菊野台との境界。桁下高さの表示はないが、現地に立ってみたところ1.8mぐらいか。通路の幅は1mに満たない。現状は歩行者専用の道路なので、こちらも付近のコインパーキングに車を止めて歩いて行くことになる。
ガードがあるのは、住宅の間に残っている農地のそばの道路だ。未舗装の地面には、ちょうどU字溝の上端のような、2条のコンクリート製の構造物が持ち上がっている。おそらく用水路を埋め立てたか暗渠にして、道路に転用したと思われる。古い地図には水路が記されている。線路が水路の上を通る際には、人車の通行を前提としていないので、道路に転用したときには、桁下の低いガードになる場合が多い。
京王線・つつじヶ丘~柴崎ガードのある道には、グーグルマップのストリートビューが入っていない。柴崎駅からは徒歩7~8分、つつじヶ丘駅からは迷わなければ10分かからないだろう。歩く距離はたいしたことないが、曲がりくねった狭い生活道路をたどって行く。
柴崎駅からは、踏切のある大町通りを北口側に入り、駅前商店街を進む。右折できる最初の角を右折、道なりに行くと変電所があり、変電所そばの踏切を渡る。左側の農地を巻き込むように進んで、線路際の駐車場の背後がガードだ。直進する線路に対してジグザグに歩く。
つつじヶ丘駅からは北口を出て左へ、線路沿いに進む。道は下り坂になり、片側1車線ずつの通りに突き当たるので、右折。最初の横断歩道で反対側に渡り、同じ方向へ進む。左側へ鋭角に分岐する、側道のような道に入る。分かれてから最初の路地を左折、住宅とアパートとの間を抜けると農地が広がる。道は未舗装の人道になり、農地の間を進むとガードにたどり着く。水路跡と思しきコンクリートがあるのはこちら側だ。
> おそらく水路跡、制限高さ1.8mの低いガード…京王線・平山城址公園~長沼間
https://response.jp/article/2026/03/08/408350.html




