豊田自動織機“難産”の末にTOB成立、トヨタ陣営、買収額5.9兆円は国内最大[新聞ウォッチ]

豊田自動織機
豊田自動織機全 1 枚

トヨタ自動車やトヨタ不動産などの陣営が仕掛けたグループ源流企業の豊田自動織機に対するTOB(株式公開買い付け)がようやく成立したという。

同陣営が発表したもので、きょうの各紙にも「豊田織機TOB成立、5.9兆円買収国内最大」などと取り上げているが、三井住友銀行など3メガバンクからの融資も活用した買収総額は約5兆9000億円に上り、日本企業同士の合併・買収(M&A)として過去最大とみられる。

TOBは、グループの株式持ち合い関係を整理するのが目的だが、買い付け価格は2度の引き上げを経てようやく投資家の応募が集まった。トヨタなどの陣営が1株2万600円で買い付けを実施。議決権ベースで63.60%の応募があり、買い付け予定数の下限(42.01%)を上回ったという。

今後、残る株式も強制取得し、豊田織機は5月中旬の臨時株主総会を経て、6月にも東証プライム市場、名証プレミア市場から上場廃止となり、株式非公開化する。

非公開化後はグループ各社が出資するトヨタ不動産の子会社となり、トヨタ自動車の豊田章男会長も0.5%の議決権を持つほか、トヨタ自動車は、議決権のない優先株を保有して、経営を支えることになる。

ただ、「非公開化される豊田織機を含め、グループ経営の透明性を確保できるのか、市場から問われ続けることになる」(朝日)との指摘もあるようだ。

2026年3月25日付

●豊田織機TOB成立、トヨタG国内企業間最大5.9兆円 (読売・8面)

●トヨタ米2工場へ1600億円追加投資 (読売・8面)

●国の石油備蓄2割放出、あすから (朝日・1面)

●ガソリン補助金8000億円閣議決定 (毎日・2面)

●トヨタ来月も中東向け減産(毎日・7面)

●日本板硝子、11月上場廃止へ (産経・10面)

●ホンダEVの蹉跌、「脱エンジン」深まる誤算、米排出規制撤廃がとどめ、上場来初の赤字、北米で新規開発中止(日経・17面)

《福田俊之》

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