シェフラー、“モーションテクノロジー企業”への転換加速へ、「非自動車分野へ事業開拓」アピール

シェフラーAGパワートレイン&シャシー部門CEOマティアス・ツィンク氏
シェフラーAGパワートレイン&シャシー部門CEOマティアス・ツィンク氏全 3 枚

ドイツの自動車部品メーカー、シェフラーAGでパワートレイン&シャシー部門のCEOを務めるマティアス・ツィンク氏は3月23日、横浜市内で会見し、「自動車関連へのサプライヤーにとどまらず、ロボティクスやヒューマノイドといった分野へ事業開拓していく」と強調した。

シェフラーAGは1946年にヴィルヘルム・シェフラーとゲオルク・シェフラー兄弟が立ち上げたベアリング会社が発祥。その後、2008年のコンチネンタル買収や2024年のヴィテスコとの統合を経て「売上235億ユーロ、従業員11万人、100か所に工場を有し、パワートレイン分野でトップスリーのサプライヤー」(ツィンクCEO)となるまで業容を拡大した。

ツィンクCEOは、「シェフラー兄弟がベアリングの会社としてスタートし、モジュールからシステムへと製品群を発展させ、さらにヴィテスコとの統合によりお互いを補完し合うことで、自動車会社と同じ目線で解決策としてのソリューションを提供できる」と指摘。

その上で「自動車部品のサプライヤーというだけではなく、それ以上のもの、リーディングモーションテクノロジーカンパニーとなることを目指している。パワートレイン、シャーシー、ベアリングに加え、ロボティクスやソフトウエアでも大きな成長を期待している。ロボティクスやヒューマノイドの分野でもベアリングやアクチュエーターが活用されていくので、自動車や産業用ということだけではなく、幅広い分野で技術的な強みを発揮できる」と強調した。

主軸のパワートレインに関しては「テクノロジーオープンということになる。今までのアプローチを継続していく。ICE(内燃機関)向け技術開発も継続していく。一方で100%電動化への準備もしていく。当然、R&Dへのリソースは重くなるが、いずれかの技術を取捨選択しまうというのはまだ早いので、どちらかを捨てるというのではなく並行して進めていく」と述べた。


《小松哲也》

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