京都市内を中心に「ヤサカタクシー」を運行する弥栄自動車、西日本を代表する「鉄道の総合博物館」として知られる京都鉄道博物館は、2026年春に同館が開業10周年を迎えることを記念した特別車両「ヤサカタクシー京都鉄道博物館10周年号」を運行すると発表した。
運行するのは、京都市内を中心に営業する普通車(トヨタJPNタクシー)2台と、主に京都市内と関西空港や伊丹空港を結ぶヤサカ空港シャトルならびに一般観光において営業を行うジャンボタクシー(トヨタハイエース)2台の合計4台。運行期間はおおむね2026年度いっぱいの予定だ。
京都鉄道博物館は2016年4月29日に開業した。これまで同地に所在していた梅小路蒸気機関車館に展示・収蔵していた蒸気機関車に加え、新たに収蔵した新幹線車両などを含む計54両の車両を擁する、西日本を代表する「鉄道の総合博物館」として知られている。
近年まで弥栄自動車と同館との連携事業は実現していなかったが、両者が共に取り組む産学博連携において縁が生まれ、2024年から様々な分野で協働を進めてきた。
両者での産博連携そして地域連携を深めていく中で、同館は今年、開業10周年という節目を迎えた。10周年事業について「一緒にお祝いするにあたり、なにができるか」を同館と協議する過程で、「これまで築いてきた関係を大切にし、今後もよりよいパートナーシップを育んでいきたい」という思いが共有された。その結論として、弥栄自動車が近年取り組んできたコラボレーション事業のなかでも大規模となる4両の車両ラッピングを施し「開業10周年号」として運行することとなった。
主に京都市域を中心に営業する普通車(トヨタJPNタクシー)は、車両の両サイドに京都鉄道博物館10周年の共通グラフィックを施している。さらに同館公式キャラクター「ウメテツ」が乗ったデザインに加え、弥栄自動車の社章とヤサカグループのアイコンでもある三つ葉のクローバーを配している。
車両に装着する天井灯は顧客からの視認性を高めるために、通常配している三つ葉のクローバーとウメテツを併せた特別デザインを採用した。また今回初の試みとして行灯の側面にもラッピングを施すことで、どの面から見てもワクワクするような仕上がりとしている。
主に空港シャトル、そして観光タクシーでの運用を行うジャンボタクシー(トヨタハイエース)については、メイングラフィックを普通車と同様に配しながらも、車両の形状に合わせてバランスよく配置し、様々な場所で目にしていただけるよう、視認性とデザイン性を両立した仕上がりとしている。
運行開始に先立ち、特別展示を実施する。日時は2026年3月28日(土)開館から夕刻(予定)、場所は京都鉄道博物館トワイライトプラザ奥車両工場大扉前。車両はトヨタJPNタクシー1台、トヨタハイエース1台の合計2台を展示する。京都鉄道博物館の入館料が必要となる。2026年夏頃を目途に同館内での特別展示を実施する予定だ。




