ENEOSとホンダ、植物由来基油の環境配慮型潤滑油をスーパー耐久で共同実証

Team HRC 271号車:CIVIC TYPE R HRC Concept
Team HRC 271号車:CIVIC TYPE R HRC Concept全 1 枚

ENEOSは、ホンダ・レーシング(HRC)とともに、植物由来基油を用いた環境配慮型潤滑油の共同技術実証を開始すると発表した。

実証の舞台となるのは『ENEOS スーパー耐久シリーズ2026 エンパワード バイ ブリヂストン』(スーパー耐久)だ。スーパー耐久は高温・高負荷・長時間走行という厳しい条件での検証が可能なフィールドであり、両社はこの環境を活用して次世代技術の確立を目指す。

具体的には、サステナブル素材の環境性能の把握、過酷なレース環境での植物由来基油の耐久性評価、そしてレースの高負荷・高回転での摩耗保護性能・潤滑性能の検証という3つの観点から取り組む。

スーパー耐久第2戦より、チーム エイチアールシー 271号車「シビック タイプR HRCコンセプト」に植物由来基油を用いた潤滑油(エンジンオイル・トランスミッションオイル)を提供し、共同実証を開始する。なお、本製品は性能検証を目的とした試作油であり、現時点で市販予定はない。

植物由来の基油は、原料となる植物が成長過程でCO2を吸収するため、ライフサイクル(原材料調達~製品出荷)におけるCO2排出量を大幅に低減できるという特長を持つ。

ENEOSグループは長期ビジョンに「エネルギー・素材の安定供給」と「カーボンニュートラル社会の実現」の両立を掲げており、今回の実証で得た技術データを将来の乗用車技術へつなげ、モビリティの未来を見据えたエネルギー・素材の革新を推進するとしている。

《森脇稔》

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