ホンダは、バッテリーシェアリングサービスを手がけるガチャコ(Gachaco)が第三者割当を通じて発行する新株を引き受け、同社を連結子会社化したと発表した。
ガチャコは2022年4月、ENEOSホールディングス、本田技研工業、カワサキモータース、スズキ、ヤマハ発動機の5社によって設立された会社だ。電動二輪車向けに共通仕様の交換式バッテリーのシェアリングサービスの提供と、そのためのインフラ整備を目的としている。
2022年10月からは東京を中心に「ガチャコステーション」の設置を開始。電動二輪車ユーザーが必要なときに充電済みバッテリーへ交換でき、充電時間を待たずに効率よく利用できる仕組みを提供している。法人向けサービスから都市部での実装を進め、2024年1月には個人向けサービスも開始した。現在は東京・大阪を中心にステーション網を拡大しており、脱炭素・循環型社会の実現に貢献する次世代エネルギーインフラの構築を推進している。
ホンダは2050年に、自社の全製品と企業活動を通じたカーボンニュートラルの実現を目指している。電動モビリティの普及には商品ラインアップの拡大だけでなく、安心して使えるバッテリーの給電ネットワーク構築も重要と位置づけており、ガチャコはその実現に向けた重要なパートナーと判断。二輪車メーカーが取り組みをリードする必要があるとして、今回の株式追加取得に至った。
今後ホンダは、給電ネットワーク構築の加速に加え、交換式バッテリーを採用した電動建設機械・機材ユーザー向けシェアリングサービスの拡大や、電動二輪車を多く運用する法人顧客の事業所内でのバッテリー交換ステーションのレンタル・保守管理サービスなどにも取り組む方針だ。
なお、ENEOSホールディングスはENEOSイノベーションパートナーズ合同会社を通じてガチャコに出資している。




