<新連載>[初心者必読! スピーカー交換丸わかり]何を選べば良い? タイプ違いは大きく2つ!

「コアキシャルスピーカー」の一例(カロッツェリア・TS-C1740)。
「コアキシャルスピーカー」の一例(カロッツェリア・TS-C1740)。全 3 枚

カーオーディオの音を良くしたいと思ったら、「スピーカー交換」を検討しよう。市販品に換えれば、ガラリと音質が良化する。ここでは、その実行法を多角的に解説している。今回は、「スピーカー」にはタイプ違いがあることを説明していく。

【画像全3枚】

◆最初に考えるべきは、「コアキシャル」と「セパレート」のどちらにするか!

さて、前回の記事にて触れたとおり、純正スピーカーは作りがチープで音質性能的にそれなりだ。対して市販品にはしっかりコストがかけられていて性能も高い。ゆえに交換すれば聴こえ方が確実に変化する。

かくして音を良くしようと思ったらスピーカー交換が有効策となるわけだが、それを実行しようとするときにまず問題となるのは、「どんなモデルを選ぶべきか」だ。ひと口に「市販スピーカー」と言ってもさまざまなモデルが存在している……。

で、見極めるべきポイントはいくつかあるのだが、実は市販スピーカーは大きく2タイプに分類できる。なので、最初はそれらのうちのどちらにするかから考えたい。

なお2つとは、1つが「コアキシャルスピーカー」で、もう1つが「セパレートスピーカー」だ。前者は、「ミッドウーファー」の同軸上に「ツイーター」が取り付けられていて、後者はミッドウーファーとツイーターとが別体化しているもののことを指す。

「セパレートスピーカー」の一例(カロッツェリア・TS-F1750S)。「セパレートスピーカー」の一例(カロッツェリア・TS-F1750S)。

◆コアキシャルもセパレートもどちらも音が良い。違いが出るのは…

ところで、コアキシャルスピーカーは「フルレンジスピーカー」とも称される。なぜなら見かけ上は1つの「スピーカーユニット」にて低音から高音までの全帯域(フルレンジ)が鳴らされることとなるからだ。

ちなみにいうと、純正スピーカーの中には正真正銘のフルレンジスピピーカーもある。しかし1つのスピーカーユニットだけで全帯域をスムーズに鳴らし切るのは難しい。本来はそれがスピーカーとしての理想形だが、実際はそうもいかない。なので愛車の「純正スピーカー」がフルレンジタイプであれば、市販品へと交換したときの音の変わり幅はさらに大きくなる。

対して市販のコアキシャルスピーカーはフルレンジとは呼ばれていても実際は「2ウェイ」なので音が良い。

というわけなので、コアキシャルスピーカーとセパレートスピーカーのどちらを選んでも音が良くなる。となると何を根拠に選択すれば良いのかというと……。

「セパレートスピーカー」の一例(カロッツェリア・TS-C1740S)。「セパレートスピーカー」の一例(カロッツェリア・TS-C1740S)。

◆音のまとまりの良さを取るか、音場の高い位置での展開のしやすさを取るか…

2つにはそれぞれ利点と不利点とがある。なのでそこのところを把握して、自分にはどちらが向いているのかを考えたい。

まずコアキシャルスピーカーは、サウンドのまとまりが良いことが利点だ。高音と中低音とが1か所から聴こえてくるのでそれもそのはずだ。しかし、音が足下にたまりやすいことが不利点だ。低い位置からすべての音が放たれるので、そうなりやすい。

対してセパレートスピーカーは、ツイーターを高い位置に取り付けられるので、サウンドステージが高い位置にて展開しやすい。しかし、高音と中低音とが別の場所から聴こえてくるので、サウンドの一体感を出すのに工夫を強いられる。

で、人気が高いのはセパレートスピーカーの方だ。音場が目前で展開しやすいことを重んじるユーザーが多いがゆえだ。なのでセパレートスピーカーの方が製品数も多い。

ただ取り付けがしやすいのはコアキシャルスピーカーの方だ。なので総費用を抑えたい場合にはこちらが向く。

今回は以上だ。次回もスピーカーの選定法について説明していく。お読み逃しのなきように。

《太田祥三》

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