クルマは造形で語れるか、デザイン視点で読み解く名車群

ホンダ NS-X
ホンダ NS-X全 9 枚

輸入車中古車情報誌『カーセンサーEDGE』5月号(発行:リクルート)は、「デザインで選ぶクルマ」を特集した。

【画像全9枚】

性能や装備といった分かりやすい価値が重視される現代において、造形に宿る思想や美しさの根拠をあらためて見直す意義に焦点を当てている。

特集の中心となるのは、2000年代を中心としたモデル群だ。CADの普及により設計手法が大きく変化し、造形の自由度が高まった一方で、この時代はブランドごとの美意識やデザイナーの審美眼が強く反映された過渡期でもあった。そのため、現在でも「ブランドらしさ」が色濃く残るデザインが多いと指摘する。

アストンマーティン DB9アストンマーティン DB9

誌面では、カロッツェリアのDNAを手がかりに、当時のデザイン名車を4つの視点から読み解く構成とした。

ひとつは、比率そのもので美しさを成立させる「プロポーション至上主義」。
次に、機能要件がそのまま造形へと昇華した「機能美が造形になったクルマ」。
さらに、面の張りや陰影で存在感を生む「彫刻的アプローチ」。
そして、ブランド哲学や作り手の意思が形となった「思想が形になったクルマ」である。

取り上げられるのは単なる美しさにとどまらず、「なぜその形なのか」「なぜ古びないのか」といった問いに対し、造形そのものが答えを持つクルマたちだ。

本特集は、クルマ選びをスペック中心から見直し、デザインという視点から価値を再発見する試みである。そこには、数値では測れない魅力が確かに存在していると結論づけている。

マクラーレン MP4-12Cマクラーレン MP4-12C

気になる見出し……●FEATURE デザインで選ぶクルマ●EDGE ANGLE 消えていくスイッチと、残される感触●テリー伊藤の実車見聞録 JAGUAR XJ-S COUPE●多事放論 軽さは正義か?●スーパーカーにまつわる不思議 “出さない”と言う決断が次のランボルギーニを作る

『カーセンサーEDGE』5月号『カーセンサーEDGE』5月号

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《高木啓》

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