パジェロか? 三菱自動車「新型クロスカントリーSUVを2026年内に投入」岸浦新社長…オートモビルカウンシル2026

岸浦社長とダカールラリー総合優勝車(1985年。オートモビルカウンシル2026)
岸浦社長とダカールラリー総合優勝車(1985年。オートモビルカウンシル2026)全 13 枚

新型車の準備は順調……。三菱自動車は、4月10日から12日まで幕張メッセ(千葉市)で開催される「オートモビルカウンシル2026」に出展、4月1日付で代表執行役社長兼COOに就任した岸浦恵介氏が挨拶に立った。

【画像全13枚】

◆展示テーマは過去と未来

三菱自動車の展示テーマは「ブランドランドレガシーから見る過去、未来の三菱自動車らしさ」というもの。歴代『パジェロ』を幕張メッセに並べた。過去のパジェロを見ると、未来のパジェロに期待せざるを得ない。

岸浦社長にとってパジェロは憧れの存在だという。「入社した1993年当時は2代目パジェロが大ヒットしており、キャンプ場やスキー場で多くのパジェロを目にしました。スキーに行った時に先輩のパジェロに乗せてもらうと、パジェロはやはり別格で、雪深いところでも頼もしく自信を持って運転できる。仕事で世界中を飛び回ってきましたが、南米など道の悪いところで感じたのは、乗り心地がとてもよく、疲れない」。

そして気になる新型パジェロだが、岸浦社長はパジェロの車名は明言しなかったが、「新型クロスカントリーSUV、これは年内に投入する予定だ」と語った。準備は順調に進んでいるという。三菱ブースの壁には、ヘッドライトのような図形が黒地に白く描かれており、これが新しい“パジェロ顔”になるのだろう。

J11 デリバリ・ワゴン(1953年。オートモビルカウンシル2026)J11 デリバリ・ワゴン(1953年。オートモビルカウンシル2026)

◆出展車の概要と解説

ブースでは、クロスカントリー4WDの走破性と乗用車並みの快適性を両立したパジェロの系譜に焦点を当て、歴史的モデルや関連車両を含む計5台を展示している。展示は、ブランドの原点から発展、そしてモータースポーツでの実績までを一連で示す構成となっている。

●J11 デリバリ・ワゴン(1953年)

米国ウィリス・オーバーランド社との提携によりノックダウン生産された本格4WD車。後輪駆動と前後直結式4WDを選択できるパートタイム式4WDを採用した。展示車は左ハンドルの2ドア5人乗りで、2.2Lガソリンエンジンを搭載する。パジェロ以前の三菱4WDの源流に位置づけられるモデルだ。

●パジェロ I(1973年)

第20回東京モーターショーに出品されたコンセプトカー。オープンバギースタイルを採用し、アクティブな走りを予感させる設計だ。「パジェロ」の名称を初めて冠した車両であり、量産モデルの原点となった。展示車は2.3Lガソリンエンジンを搭載する。

パジェロ I(1973年。オートモビルカウンシル2026)パジェロ I(1973年。オートモビルカウンシル2026)

●初代パジェロ(1982年)

乗用車感覚で使える新しい4WDとして登場した本格オフロードRV。高い走破性と扱いやすさとを両立し、パジェロの基本価値を確立した。ショートボディのメタルトップとキャンバストップを設定し、後にロングボディも追加された。展示車は2.4Lディーゼルエンジン仕様。

●2代目パジェロ(1991年)

「スーパーセレクト4WD」を世界で初めて採用した。走行中に2WDと4WDの切り替えが可能で、走破性と扱いやすさを高めた。ガソリンとターボディーゼルをラインアップし、展示車は3.0Lガソリンエンジン仕様だ。パジェロの技術的進化を象徴する1台と言える。

●ダカールラリー総合優勝車(1985年)

三菱自動車が日本車として初めて総合優勝を達成した参戦車両。三菱自動車は1983年にパジェロで初参戦し、1985年に総合1位・2位を獲得した。過酷な環境で走破性と耐久性を証明し、パジェロの名を世界に広めた。展示車は2.6Lガソリンエンジンを搭載、2025年に走行可能な状態へレストアされている。

《高木啓》

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