アウディは5月12日、大型フルサイズSUVの『Q9』のインテリアを先行公開した。
『Q7』の上に位置する新型SUVのQ9の中心には、家族利用からビジネス、長距離移動までを想定した広い専用インテリアがある。
アウディ車として初めて、ドアは電動で操作できる。キーや「myAudi」アプリ、MMI、ブレーキペダル、シートベルトバックルなど複数の方法に対応する。さらに、開くのに十分なスペースがない場合は、周囲センサーと障害物検知でドアを停止する。狭い駐車場での使い勝手に加え、接近する自転車などの道路利用者を検知することで安全面の向上にもつながるという。
座席は最大7席。第3列への乗り降りをしやすくする設計で、2列目は電動の個別シートを備える。6席レイアウトを選べば、ビジネスクラスのような快適性を狙った仕様になる。2列目のシートには換気機能も用意される。7人乗りでは、2列目の3席すべてにチャイルドシートを装着できる。
パノラマサンルーフも特徴だ。標準のパノラマサンルーフは約1.5平方メートルで、開放感を高める。日差しを抑えたい場合は、積層安全ガラスの9つの区画を個別に不透明化できる。駐車中は自動で不透明になり、外からの視線を遮る。エンジン始動時には直前の設定が自動で復帰する。さらに上位グレードでは、84個のLEDが30色の中から選んだ色でルーフを照らす。
音と光の演出も強調される。ダッシュボードやドアの輪郭照明に加え、前席ドアは標準で雰囲気のある照明が用意され、後席ドアはオプションとなる。アウディのMMIパノラマディスプレイ下などには間接照明があり、浮遊感を演出する。
「ダイナミック・インタラクション・ライト(IAL)」は、車内全幅に広がる連続LEDライトストリップで、乗員と車両の“やり取り”を支える。アウディは、「バング&オルフセン」のプレミアムサウンドシステムとIALを最適に組み合わせ、音楽のリズムに合わせて色を同期させる。4Dサウンドは、ヘッドレストスピーカーにより、ほかの乗員の邪魔になりにくい形で通話やナビの案内、サラウンド音響を可能にするという。
充電や収納面でも工夫がある。センターコンソールには、Qi2.2規格に対応した2つのワイヤレス充電パッドと、最大100WのUSB-C充電ポートを備える。トランク側にはアルミ製のレールシステムを統合し、スライドフックや調整式アンカーで荷物を3方向に固定できるとしている。さらに標準ルーフレールに合わせてルーフラックも付属する。
アウディは、Q9を2026年夏、ワールドプレミアするとしている。




