キアの日本上陸第一弾『PV5』は619万円から…「限られた選択肢を広げる」EVバン、その5つの特徴とは

キア PV5
キア PV5全 22 枚

Kia PBVジャパンは直営ディーラー第1号店となるKia PBV東京西(東京都西東京市)を15日にオープンし、日本導入第1弾となるEVバン『PV5』を公開した。納車は夏ごろになる予定だ。

PV5は5人乗りの「パッセンジャー」と2人乗りの「カーゴ」の2種類で、それぞれバッテリーはロングレンジ(71.2kWh)とスタンダード(51.5kWh)をラインナップ。将来的にはカーゴのみエコノミー(43.3 kWh)が追加される予定だ。価格はカーゴのスタンダードで619万円から。EV補助金については、パッセンジャーは申請中、カーゴは物流車両を対象とするLEVOの補助金として最大196万4000円となる。

◆『PV5』5つの特徴

Kia PBVジャパン代表取締役社長の田島靖也氏

「現在、日本におけるEVの普及率は3%にも満たず、EVそのものの選択肢も限られている」と述べるのは、Kia PBVジャパン代表取締役社長の田島靖也氏だ。特にキアが開発したEV専用プラットフォーム、PBV(Platform Beyond Vehicle)のようにユーザーのニーズに合わせてカスタマイズできるバンとなるとさらにその選択肢は限られる。そこでPV5によって、「この限られた選択肢を広げ、カーボンニュートラル達成へと貢献していきたい」と意気込みを語る。

そのPV5の特徴を田島氏は“SMART”に例えそれぞれの頭文字で説明する。“S”はサイレントモビリティ、静かな走行とし、「EVバンならではのスムーズな加速と静寂性を備えている」とのこと。リアサスペンションはトーションビーム式コイルスプリングを採用していることから、「快適な乗り心地と安定性を両立」。これらにより、「ドライバーの疲労軽減に寄与するとともに、早朝夜間の市街地でも騒音を抑えた運行が可能」とした。

続いて“M”は、モジュラーエクスパンジョンを指し、これは架装アクセサリーによる拡張性だ。「キアは日本国内での架装を推奨し、架装メーカーをサポートする。多彩なアクセサリーによるカスタマイズも可能で、用途に応じた最適な仕様を実現できる」と述べ、Kia PBVの親会社にあたる双日にはキャンパーなどの架装を得意とするメーカーも傘下にあることから、この辺りを強みを生かしたい考えだ。

キア PV5

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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