プロボックスが仕事車から高音質マシンへ! 純正感を崩さない3ウェイ化の妙[Pro Shop インストール・レビュー]by サウンドステーション クァンタム 後編

プロボックスが仕事車から高音質マシンへ! 純正感を崩さない3ウェイ化の妙[Pro Shop インストール・レビュー]by サウンドステーション クァンタム 後編
プロボックスが仕事車から高音質マシンへ! 純正感を崩さない3ウェイ化の妙[Pro Shop インストール・レビュー]by サウンドステーション クァンタム 後編全 10 枚

トヨタ『プロボックス』の使い勝手を保ったまま高音質化を目指した揚妻さん。クァンタムで3ウェイ化を施し仕事車に上質な音を宿した。

【画像全10枚】

◆プロボックスの音を変える鍵はフロントスピーカーの刷新

仕事クルマのプロボックスを高音質化した揚妻さん、ヘビーになりすぎないシステムでありつつ好みのサウンドを追求した。仕事クルマのプロボックスを高音質化した揚妻さん、ヘビーになりすぎないシステムでありつつ好みのサウンドを追求した。
フロントスピーカーは3ウェイ化、セレクトしたのはJLオーディオのC7シリーズ。中高域の充実化を図った。フロントスピーカーは3ウェイ化、セレクトしたのはJLオーディオのC7シリーズ。中高域の充実化を図った。中高域スピーカーはAピラー周辺に集中配置した。ツイーターはAピラーにビルトイン、9cmミッドレンジはドアミラー裏に設置。中高域スピーカーはAピラー周辺に集中配置した。ツイーターはAピラーにビルトイン、9cmミッドレンジはドアミラー裏に設置。

仕事にも用いる日常ユースのクルマとして揚妻さんが乗るプロボックス。しかし純正サウンドが気に入らなかったため、オーディオのグレードアップを茨城県のサウンドステーション クァンタムで開始した。特にフロントスピーカーが弱点となるプロボックスを、プロショップの手によるインストールで大幅に改善しているのが見どころとなった。

プロボックスの純正スピーカーはダッシュ上の両サイドに取り付けられている10cmユニット。これは近年のトヨタ車でありがちなスタイルだ。一方でドアへのスピーカー設置はなく取り付けスペースそのものも用意されていない。商用バンと割り切った作りではあるが、カーオーディオ的には大きな障壁となる。そんな過酷なオーディオ環境を、各部に加工を加えることで大きく改善したのがこのプロボックスだ。

スピーカーユニットとして選んだのは、JLオーディオの高品質モデルであるC7シリーズの3ウェイ。16.5cmミッドバス、9cmミッドレンジ、2.5cmツイーターという構成のユニット群をプロボックスのコクピットにフィットさせている。中高域を担当するミッドレンジ+ツイーターは、ドアミラー裏とAピラーを加工してインストール。特に9cmミッドレンジをドアミラー裏にマウントをワンオフ製作してインストールしている点が見どころだ。ドアを閉じればツイーターと隣り合う位置にレイアウトされ、サウンド面はもちろんデザイン面でもスマートな仕上がりとなった。

一方のツイーターはAピラーにビルトイン取り付けされる。C7のデザイン性豊かなグリルをそのまま用い、ピラーに埋め込むスタイルは美しく完成度も高い。えぐり処理を加えて角度付けされているため、高域サウンドの特性も狙い通りに引き出している。

◆ドアスピーカーを持たないプロボックスに専用バッフルを製作

ダッシュの両サイドにしかなかった純正スピーカーを、新たな取り付け位置を設定して3ウェイ化したことで高音質化を果たした。ダッシュの両サイドにしかなかった純正スピーカーを、新たな取り付け位置を設定して3ウェイ化したことで高音質化を果たした。純正ではドアスピーカーを持たないプロボックスなので、スピーカーマウントを新た製作。16.5cmのミッドバスの装着を可能にした。純正ではドアスピーカーを持たないプロボックスなので、スピーカーマウントを新た製作。16.5cmのミッドバスの装着を可能にした。ドア形状に違和感なく溶け込むスタイルのバッフルなのが写真からもわかるだろう。中低域のサウンドはこれで一変する。ドア形状に違和感なく溶け込むスタイルのバッフルなのが写真からもわかるだろう。中低域のサウンドはこれで一変する。

このプロボックスの大きな見どころとなるのはドアだ。先にも紹介した通り、純正でドアスピーカーを持たない同車は中低域の再生能力が弱点。そこでドア前部を加工して新たにスピーカー取り付け位置を新設し、16.5cmユニットを収める構造を作っている。ドアポケットの延長線上にアウターバッフルを作り付ける構造で、ドアのデザインや純正ラインとも違和感のない仕上がりとなったのが見どころだ。

ここにJLオーディオC7シリーズのミッドバスユニット、16.5cmモデルをインストールすることで、一般的なドアスピーカーを持つクルマと同じように中低域の厚みを表現できるようになった。ピラーまわりのツイーター&ミッドレンジに加えて3ウェイ構成にすることで、音の厚みや密度を高めることに成功している。

しかしコクピット全体を見ると、純正内装のグレー系カラーを踏襲したりC7のメッシュグリルを採用するなど、大きく加工したことを感じさせないスマートなデザインとしているのも仕事で使う車両らしいコーディネイト。さりげない仕上がりで高音質を発揮するこの仕様は、働くクルマらしいフィニッシュだ。

◆スマホとディスプレイオーディオで手軽に高音質を楽しむ

カロッツェリアのディスプレイオーディオDMH-SZ700をヘッドユニットに採用、スマホ連携を前提とした再生を行っている。カロッツェリアのディスプレイオーディオDMH-SZ700をヘッドユニットに採用、スマホ連携を前提とした再生を行っている。プレイヤーには普段から使っているiPhoneを利用する。普段使いのままで車内でも音楽を楽しめるのがオーナーの望みだった。プレイヤーには普段から使っているiPhoneを利用する。普段使いのままで車内でも音楽を楽しめるのがオーナーの望みだった。父の影響で早くからカーオーディオに興味を持った揚妻さん。プロボックスには普段使いしやすいインストールを心がけた。父の影響で早くからカーオーディオに興味を持った揚妻さん。プロボックスには普段使いしやすいインストールを心がけた。

ヘッドユニットはカロッツェリアのディスプレイオーディオであるDMH-SZ700をチョイスした。6.5インチモニターを備えるシンプルモデルで、プロボックスの質実剛健なイメージにもぴったり。音楽再生時にはiPhoneをUSB接続してApple CarPlayを利用し、ディスプレイオーディオからはプリアウト出力を使ってDSPにRCA接続するスタイルだ。

「仕事で普段使いするので車内で使いやすいことを優先しました。特別な接続や操作なしにスマートに使いこなせるのがこのシステムの狙いです」とオーナーが言う通り、クルマに乗ってiPhoneをUSBに接続すればすぐさまオーディオ再生が可能になる。使いやすいシステムこそがオーナーの望みだった。

仕事でも使う普段使いのクルマに高音質オーディオを投入する。そんな狙いから生まれたプロボックスのオーディオシステムは、派手過ぎずハイエンド過ぎず、それでいて高音質は抜かりなく実現する。こうして普段使いできるハイファイマシンが出来上がった。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者へ転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請け負い現在もカーオーディオをはじめとしたライティングを中心に活動中。

《土田康弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『セリカ』復活へ、「現代版GT-FOUR」なるか?…土曜ニュースランキング
  2. 次期『ノート』が日産復活の切り札となる? 2027年登場へ、価格は約30万円上昇か
  3. 【スズキ クロスビー 新型試乗】独特な世界観と走りは、往年のシトロエンを思い起こさせる…中村孝仁
  4. ボルボ『XC40』807台をリコール…火災のおそれ
  5. 現代風アレンジで表情一新! スズキ『Vストローム250』7月23日発売、価格は68万5300円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AIDVの開発にもAIを活用、日産がプラットフォームをデモ…AWS Summit Japan 2026
  2. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
  3. ボッシュがなぜ「しろくまくん」を買収したのか? “熱とAI”が変える、SDV時代の勝算
  4. 「フィジカルAI展2026」初開催、現在地を知る!…ものづくりワールド
  5. 【日産 リーフ 新型】次世代EVのスタンダードを描いた、“スーパーエアロ”と“スーパーフラッシュ”デザイン
ランキングをもっと見る