マーケティング&コンサルテーションの富士キメラ総研は、車載ECU(電子制御ユニット)の世界市場に関する調査結果をまとめた「車載電装デバイス&コンポーネンツ総調査 2026 下巻:ECU関連デバイス編」を発表した。
調査によると、車載ECUの世界市場は2025年に26兆4198億円となる見込みで、2035年には2024年比51.7%増の37兆8114億円に拡大すると予測した。背景には、自動運転レベル2+車両やNoA対応車の増加、高速車内通信Ethernet/SerDesの普及、機能安全(ASIL)対応に向けた高機能化などがあるという。
●拡大が見込まれるボディ系ECU市場
特にボディ系ECU市場は拡大が見込まれる分野として注目されている。2035年の市場規模は5兆4310億円となり、2024年比2.1倍に成長すると予測した。
ボディ系ECUはウインドウやドア、照明などの制御に加え、車内の快適性や利便性を高める機能を担う。近年はキャビンセンシングやWPAN技術を利用した無線機能向けECUが市場拡大をけん引している。今後は中央集権型E/Eアーキテクチャーの普及に伴い、ゾーン型ボディコントローラーや次世代BCUの採用増加が市場成長を支えると分析した。



