カワサキモータースジャパンは、スーパースポーツモデル『Ninja ZX-10R』と、限定車『Ninja ZX-10RR』の2026年モデルを発表した。
【詳細画像】カワサキ「Ninja ZX-10R」と「Ninja ZX-10RR」
Ninja ZX-10Rは8月1日、Ninja ZX-10RRは9月12日に発売する。メーカー販売予定価格(カワサキケア含む)はNinja ZX-10Rが248万6000円、Ninja ZX-10RRが347万6000円。販売はカワサキプラザのみとなる。
◆大型ウイングレットを新採用
カワサキ Ninja ZX-10R
最大の変更点は、新開発の大型ウイングレットの採用だ。ウイングレットの角度はダウンフォース(ClfA)と空気抵抗(CdA)を考慮して最適化されており、空気抵抗は従来モデル比でわずか+0.3%の増加にとどめながら、ダウンフォースは約25%向上。前輪の接地性を高め、高速域での車体安定性に寄与する。
ウイングレットはABS樹脂製で、コーナリング中の姿勢変化に過剰に反応しないよう設計。フロントタイヤへの過度な荷重変化を抑え、軽快で自然なハンドリングと高い旋回速度を実現するとしている。
デザイン面では、エアロダイナミクスを考慮して刷新されたフロントカウルに合わせ、サイド&テールカウルを完全新設計。次世代ニンジャ・スーパースポーツのファミリーイメージを代表するニューフェイスを採用した。
◆シャーシ・サスペンションも刷新
カワサキ Ninja ZX-10Rシャーシジオメトリとサスペンションは、ウイングレットにより増加したフロントのダウンフォースへの対応を図りながら総合的な走行性能を向上させた。
スイングアームのピボット位置を従来モデル比で2mm上方に設定し、リヤタイヤへのトラクション性能を向上。フロントフォーク突出量は3mmから1mmに変更し、前傾姿勢を減少させた。リヤサスペンションリンクのレバー比も変更し、スプリングレートを95N/mmから92.5N/mmに最適化している。
カワサキ Ninja ZX-10R機械式オーリンズ製ステアリングダンパーを標準装備する。
Ninja ZX-10Rには、カワサキとブリヂストンが共同開発した最新ハイグリップタイヤ「BATTLAX RACING STREET RS12」を装着。Ninja ZX-10RRには、スーパーバイク世界選手権で実績のあるピレリ製「Supercorsa SP(V3)」を採用する。
◆エンジンは排出ガス性能を改善
カワサキ Ninja ZX-10R998ccの水冷4ストローク並列4気筒エンジンは、スーパーバイク世界選手権参戦で実証された性能を維持しながら、排出ガス性能を改善。触媒下流にO2センサーを追加し、上流側センサーと組み合わせることで排出ガス性能を高めつつ、触媒を小型化して重量増加を最小限に抑えた。
最高出力は145kW(197ps)/13,000rpm、ラムエア加圧時には152kW(207ps)/13,000rpmを発揮。最大トルクは111N・m(11.3kgf・m)/11,400rpm、ZX-10RRは110N・m(11.2kgf・m)/11,400rpmとなっている。
◆5インチTFTメーターにナビ機能を新搭載
カワサキ Ninja ZX-10R電子制御・インストゥルメント面では、5インチTFTカラー液晶メーターを大型化し、ターンバイターンナビゲーション機能を新たに採用。表示モードはアナログ風タコメーターを表示する「タイプ1」と、バー形式タコメーターとラップタイマーを表示する「タイプ2」の2種類から選択できる。
スマートフォンアプリ「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」の音声コマンド機能とナビ機能にも対応する(利用には無料ライセンスの取得が必要)。
◆限定500台のNinja ZX-10RR
カワサキ Ninja ZX-10RRNinja ZX-10RRは世界500台限定のシングルシートモデル。パンクル製チタニウムコネクティングロッドと軽量ピストン、専用サスペンションを装備し、スタンダードモデルのポテンシャルをさらに強化している。フロントフォークインナーチューブ外面には超硬チタンコーティングを施し、摺動抵抗を低減させた。
カラーはNinja ZX-10Rがライムグリーン(GN1)とメタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックスパークブラック(GY1)の2色、Ninja ZX-10RRがライムグリーン(GN2)の1色。
両モデルとも「カワサキケアモデル」として提供され、1か月目点検に加え、3年間の定期点検とオイル交換(オイルフィルター含む)が無償で受けられる。ABS標準装備。ETC2.0は標準装備されないが、アクセサリーパーツとして設定がある。




