アウディ初のハイブリッドスーパーカー『ヌヴォラーリ』発表、V8エンジン搭載で最高出力1000馬力超

アウディ初のハイブリッドスーパーカー『ヌヴォラーリ』
アウディ初のハイブリッドスーパーカー『ヌヴォラーリ』全 16 枚

アウディは6月4日、同ブランド史上最速・最強の市販車となるハイブリッドスーパーカー『ヌヴォラーリ』を発表した。最高出力1001ps、最高速度350km/h超を誇り、499台限定で2027年前半に納車を開始する予定だ。

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◆ブランド初の高性能ハイブリッドスーパーカー

ヌヴォラーリは、アウディ初のハイパフォーマンスハイブリッドパワートレインを搭載したスーパーカーだ。

アウディの新しいデザイン哲学に基づく初の量産車となる。ミッドエンジンレイアウトが特徴的なプロポーションを生み出し、アウディの新しいシグネチャーカラー「チタニウム」を採用する。このカラーは『コンセプトC』やアウディのF1レースカーにも使用されているもの。

アウディ初のハイブリッドスーパーカー『ヌヴォラーリ』アウディ初のハイブリッドスーパーカー『ヌヴォラーリ』

内装はドライバー中心の設計で、1930年代のモータースポーツ黄金期を彩った伝説のレースカー「アウトウニオン タイプC」へのオマージュとしてカラーアクセントを取り入れた。

また「ヌヴォラーリ」の名は、モータースポーツ史上最も著名な人物の一人であるイタリア人レーサー、タツィオ・ヌヴォラーリに由来する。その無謀なまでの勇気、独創性、献身、そして勝利への強い意志が車名に込められている。

◆V8ツインターボ+3基のモーターを搭載

システム最高出力は736kW(100ps)。4.0リットルV8ツインターボエンジンが588kW(800hp)を発生し、最大トルク730Nmを発揮。これに加え、110kWのアキシャルフラックス電気モーターを3基組み合わせる。

フロントアクスルに油冷式アキシャルフラックス電気モーターを2基搭載し、最大2150Nmのトルクを発生。クワトロシステムの一部として可変トルク配分を担う。3基目の電気モーターはV8ミッドエンジンとトランスミッションの間に配置される。リチウムイオンバッテリーの総容量は7.3kWhだ。

0-100km/h加速は2.6秒、0-200km/h加速は6.8秒(バッテリー初期温度28度超、充電残量80%以上の特定条件下)を実現する。

◆予測するクワトロ

アウディ初のハイブリッドスーパーカー『ヌヴォラーリ』アウディ初のハイブリッドスーパーカー『ヌヴォラーリ』

アウディはヌヴォラーリで次世代四輪駆動システム「クワトロ プレディクティブ ライド」を導入する。ステアリング角、加速度、ヨーレート、グリップレベルなどの詳細なセンサーデータをリアルタイムで処理し、コーナーでのグリップ喪失を予測して先手を打つ統合制御を行う。

走行モードはE-ハイブリッド、バランス、ダイナミック、ダイナミック+の4種類。さらにトラックモードでは、ウェットからドライ、レースからトラクションコントロールオフまで細かく設定できる。

◆スペースフレーム+カーボン外装に、F1由来の技術も

アウディ初のハイブリッドスーパーカー『ヌヴォラーリ』アウディ初のハイブリッドスーパーカー『ヌヴォラーリ』

ヌヴォラーリは、アウディのスペースフレーム技術とカーボン外装を組み合わせた初の量産車となる。外装部品のほぼ全てがCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製で、F1の知見を活用したプリプレグオートクレーブ技術で製造される。センターロック式鍛造ホイールもアウディの量産車として初採用となる。

アクティブエアロダイナミクスシステムは、走行状況に応じてダウンフォース、ドラッグ、空力バランスを調整。可動式アダプティブリアウイングはクローズド、ローダウンフォース(LD)、ハイダウンフォース(HD)の3段階で制御される。

F1でおなじみのDRS(ドラッグリダクションシステム)もステアリングホイールのボタンで手動操作が可能だ。ハイダウンフォース設定時には、走行状況に応じて400kgを超えるダウンフォースを発生させる。

アウディ初のハイブリッドスーパーカー『ヌヴォラーリ』アウディ初のハイブリッドスーパーカー『ヌヴォラーリ』

ブレーキシステムは新開発の「アウディ セラミック プロ」を採用。フロントには420×40mmのブレーキディスクと10ピストン固定キャリパー、リアには410×32mmのディスクと4ピストンキャリパーを組み合わせる。ブレーキシステムのエネルギー吸収能力は最大2.8MWで、現行F1カーに匹敵するという。

アウディAG取締役会長のゲルノット・デルナー氏は、「アウディ・ヌヴォラーリによって、私たちは技術革新を加速させています。これは、技術、性能、そしてチームワークによる実行に重点を置き、共に進歩を遂げることで何が可能になるかを示すものです」と語っている。

《レスポンス編集部》

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